国産サイクロン掃除機をナメてた自分に反省!
いままで海外製の掃除機を使っていただけに、筆者の頭には、「吸引力が落ちないのは××だけ」というキャッチコピーが染み付いていて、たとえ国産でもサイクロン掃除機は、やっぱり吸引力がどんどん落ちていくんだろうと思っていた。
しかーし! 貰った「EC-WX300」で日々の掃除をしていても、さっぱり吸引力が落ちないのにビックリ!
さらにビックリするのは、その静かさだ。これまでは、奥さんが居間の掃除を始めると、テレビのボリュームを5段階ほど上げないと聞こえない有様だったのだが、シャープの掃除機は「超」が付くほど静か。テレビのボリュームを上げる必要はまったくない。
また自分で掃除してみると、今スイッチがONになっているかどうかが分からないほどの運転音で、掃除機本体のランプが点灯しているのを確認して、「あれ? これONになってたのか!」と分かるほどなのだ。
読者には「ウソ臭せぇ~! これ広告じゃねーの?」と疑われるかもしれないが、これマジっす。俺が信用できなかったら、量販店の掃除機コーナーで実際に試してみるといい。マジで電源入ってるかどうか分からないからさ。
「目の付けどころがシャープ」ってのを感じたのは、床センサーだ。ウチはフローリングの一部に絨毯を敷いているのだが、フローリングでは吸引力を落として静かに掃除する一方、ヘッドが絨毯の上に乗るとセンサーがソレを見分けて、吸引力を自動的に上げてくれるのだ。
「そんなの手元のスイッチで強弱を変えればいいじゃん」と思われてしまうかもしれないが、一度使うとこの便利さは止められない中毒性がある。便利に慣れちゃうと怠惰になっちゃうのが人間の性なのだ。
床掃除を終えて、今度は家具やテレビの掃除を始めると、これまた便利なことに気づかされる。フツーの掃除機だと、吸引ノズルを付け替えて掃除するところだが、「EC-WX300」は床用のノズルを外して、取っ手に付いているブラシを引き出すだけで済む。ノズルの付け替え要らずなのだ。
まあだいたい掃除機のノズルってのは、洗面所や玄関のクツ箱近くに置いてあるので、付け替えるとなるとわざわざノズルを取りに行かなくてはならないが、そんな必要もない。ただし隙間ノズルや布団や衣類を掃除するノズルは従来の掃除機と同じく、付け替え式になっている。
さて居間の掃除が終わったところで部屋をチェックしてみると、フローリングはもう拭き掃除しなくてもいいほどツルツルになっているし、絨毯の上を裸足で歩いても砂粒ひとつも足の裏に付かないほどきれいにしてくれている。国産サイクロンってスゲーじゃん!
さらに驚かされたのは、ダストカップを見てもぜんぜんゴミが溜まっていないように見える点だ。今まで使っていたヤツだと1部屋掃除し終えるたびにダストビンに溜まったゴミを捨てなきゃならなかったが、「EC-WX300」はゴミが嵩張らないのだ!
貰い物なのであまり機能を知らないまま使っていたのだが、どうやら「EC-WX300」は電源を切るごとに、綿ぼこりなどのゴミを圧縮して、さらにフィルターの掃除を自動的にやってのけるらしい。だから2部屋ぐらい掃除しても、ゴミ捨て要らずで長時間運転できるのだ。もちろん吸引力は、まったく替わらないまま。
これがシャープのサイクロン掃除機「EC-WX300」のファースト インプレッションだ。ただ貰いモノだったので、機能とかをまったく知らずに使ってしまうという、“レビューとしては、やっちゃならねぇ”掟破りのインプレッション。だって、記事にするなんて思ってなかったからさぁー(笑い)。
ということで、以降はちゃんとマニュアルとカタログを読んだ後のインプレッションを続けよう。