画面解像度が上がっても
GALAXYらしいサクサク感はそのまま
もう1点、筆者が注目していたのが、GALAXY S IIのサクサク動作がそのまま受け継がれているかという点だった。サムスン独自のUI「TouchWiz」との組み合わせでグリグリと動かせる操作感はGALAXYシリーズの大きな魅力だ。
GALAXY S II WiMAXは720×1280ドットと高解像度化されており、一画面に表示できる情報量という部分では大きなメリットがあるが、ディスプレーが高解像度化されると、どうしてもデータの処理量が増える。CPUは1.4GHz動作のデュアルコア(Samsung C210)を搭載しているものの、実際どんなもんなんだろう……と危惧していたのだ。
この点については、実機を使ってみて取り越し苦労だったと感じている。GALAXY S IIらしいグリグリ操作はほぼそのまま。特にウェブブラウザーは480×800ドットのGALAXY S IIとほぼ同じ感覚でピンチイン/アウトによる拡大縮小が可能だ。
単純に処理速度が速いだけでなく、GALAXY S II WiMAXにはau端末初のNFC(Near Field Communication)チップを搭載するという最新機能もある。GALAXY S II WiMAX同士で端末を近づけることでURLなどを転送できるほか、KDDIはNFCを利用したサービスを今春以降に推進することを発表している(JALと共同のチケットレスサービスなど)。
とにかくハイスペックな1台
auスマホの人気モデルになるのは間違いなし
WiMAXによる高速通信、Wi-Fiテザリング、HD解像度のディスプレー、デュアルコアCPU、NFC。さらに本文には触れなかったが大型のバッテリー(1850mAh)や5GHz帯対応の無線LANも個人的には魅力的である。auスマートフォンのハイエンド機として今春の注目モデルになることは間違いなしだ。
「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」の主要スペック | |
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メーカー | サムスン電子 |
ディスプレー | 4.7型有機EL(HD SUPER AMOLED) |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約69×133×9.5mm |
重量 | 約139g |
CPU | Samsung C210 1.4GHz(デュアルコア) |
OS | Android 2.3 |
WiMAX対応 | ○ |
WIN HIGH SPEED | × |
国際ローミング | CDMA |
カメラ画素数 | リア:約808万画素CMOS/イン:約207万画素 |
バッテリー容量 | 1850mAh |
FeliCa | × |
ワンセグ | × |
赤外線 | × |
防水 | × |
メール(@ezweb.ne.jp) | ○ |
Cメール | ○ |
連続待受時間 | 約420時間 |
連続通話時間 | 約670分 |
カラバリ | ノーブルブラック |
発売時期 | 発売中 |