初代機も豊富なインターフェース類を特徴としていたが、TF201もその特徴を継承。本体側にはmicro HDMI出力とmicro SDカードリーダーを、ドック側にはUSB 2.0とメモリーカードリーダー(SD/SDHC/MMC)を備える。USBポートにはUSBストレージからUSBワンセグチューナーまで、さまざまな機器を接続して使用できる。アイ・オー・データ機器やエレコム、バッファローなどのPC周辺機器ベンダーも、TF201に対応した機器を発売しており、単体で完結して拡張性に乏しい一般的なタブレット端末とは、一線を画す拡張性を実現している。
通信機能はIEEE 802.11b/g/nとBluetooth 2.1+EDRに対応する。3G系の通信機能は搭載しない。一方で、GPSや電子コンパスは内蔵しており、地図アプリなどでGPSを利用できる。
搭載OSはAndroid 3.2.1で、Android 4.0(ICS)ではない。NVIDIAはTF201を「世界初のICS搭載タブレット」と喧伝しているが、ASUSTeKは早期の市場投入を重視したようで、Android 3.2.1での投入になったようだ。しかしAndroid 4.0へのアップデート提供も保証されているので、Android 4.0のリリース前でも安心して導入できるだろう。
なおASUSTeKでは、既存のTF101および「Eee Pad Slider」へのAndroid 4.0のアップデート提供も発表した。既存ユーザーも安心してAndroid 4.0を待てそうだ。