薄くて、頑丈でユニークなスマホ
「MOTOROLA RAZR IS12M」
モトローラ製スマホのリリースは冬モデルの「MOTOROLA PHOTON ISW11M」に続き2機種目。RAZR(レーザー)の名前が示すとおり、最薄部7.1mmと薄く、127gと軽い。ボディは防弾チョッキなどにも使われるカーボンファイバーと、金属を何層にも重ねた素材でできており、耐衝撃をうたっているわけではないが非常に頑丈。成人男性が思い切りねじってもビクともしなかった。また、4.3型スーパー有機ディスプレーにはGorillaガラスが使われ、キズがつきにくい。
春モデルの中ではINFOBAR C01やXperia acro HDと同じく、サイズの小さなmicroSIMカードを採用する。また、Xperia acro HDと同様にバッテリーは着脱不可。説明員によると、RAZRの表面は全体に撥水加工がしてあり、水はねに強く、汚れも付着しにくい。なお春モデルの中ではOptimus X IS11LGと同様ストラップ穴がないので要注意。
新機能「スマートアクション」がユニークで便利だ。「こんなときはこうする」というように事前に条件と操作を設定することで、節電や不在着信時のSMS自動返信などが可能になる。ユーザーの使いかたをRAZRが分析し、「もっとこう設定したほうがいいですよ」と提案もしてくれる。時が経つほど自分の使いかたになじんでくるのが賢い。
もう1つ便利なのが「MotoCast」。PCまたはMacに専用アプリをインストールすることで、パソコンをメディアサーバーにし、無線LANや3G回線経由でパソコン上の画像や動画、音楽、文書を視聴/閲覧できる。
MotoCastそのもののアプリはなく、対応アプリのメニューから機能を呼び出す。対応アプリは「ギャラリー」「音楽」「ファイル」の3本。対応アプリかどうかは、ホーム画面のアイコン右上にある赤いマークで識別できる。
Photonと同じく「Webtop」も利用できる。これはオプションの「HDステーション」を外部モニターにHDMI接続し、そこにRAZRをセットすると起動するもので、スマホをパソコンであるかのようにFirefoxなどのアプリを利用できる。外部モニターにはRAZRの画面も表示するので、ウェブ閲覧中に電話がかかってきた場合でもRAZRに触れずに通話できる。
展示会場にはカーナビに便利そうなRAZR専用アームも展示されていた。吸盤でクルマのダッシュボードなどに固定し、RAZRをセットするとメインメニューを自動的に表示してくれる。残念ながら国内での発売は今のところ未定とのこと。
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