auの2012年春モデルは5機種ともAndroid 2.3搭載のスマホである。派手さはないが使いやすさに磨きがかかった機種が目立ったのが印象的だ。実際に触ってみて、特に気になった3機種を写真とともにリポートする。
ケータイの2台目に近づいたデザインだけにあらず
使い勝手も進化した「INFOBAR C01」

ケータイ時代から通算してINFOBARの第4弾端末は、大方の予想を裏切り、3.2型フルタッチ液晶とテンキー搭載のAndroidスマホだった。前機種の「iida INFOBAR A01」の登場からはわずか8ヵ月での新機種投入は、息の長いINFOBARシリーズとしてはきわめて異例のことだ。シンボルカラーの「NISHIKIGOI」に加え、新たに「KIIRO」が追加。ちなみに型番C01のCは「INFOBARの原点回帰という想いを込め、ClassicのCからとった」のだそうだ。
背面の質感は「ICHIMATSU」のみツヤ消し調。KIIROの背面はやわらかな白で「北欧のインテリアをイメージした」とのこと。おサイフケータイのFeliCaは中央部分、赤外線窓は上部カメラ付近に搭載する。
幅52mmとケータイのようにスリムで、手の小さな人でもラクに持てる。新たにロック解除画面にショートカットを貼れるようになり、カメラやメールなど8種類のアプリや機能の中から4種類をテンキーですばやく起動できる。
ロック解除画面のショートカットを割り当てられるのは2/4/6/8キー。電源キーと同様5キーは画面が点灯する。
さらに「クイック起動」という新機能がとても便利だ。1~9キーに任意のアプリを割り当てて、ホーム画面の表示中に長押しで起動できる。「ロック解除画面ショートカット」と「クイック起動」を併用すると画面に触れずにキーだけでさまざまな操作ができる。5で「画面点灯」→2で「カメラ起動」→2で「撮影」といった具合にすばやく操作できる。
ソフトキーボードのデザインはボディカラーの3色のほか「Vivid」や「Metal」など全6色から選べる。なお今回の春モデルの中で唯一シングルコアだが、そうとは思えないほどキビキビと動作していた。なおHOMEと電源キーを同時に押すことでスクリーンショットを撮影できる点は前機種のINFOBAR A01と同じ。シャープ製端末で人気の歩数計も搭載している。
INFOBAR A01はストラップ穴がなかったが、C01には背面右上にストラップ穴があり、任意のストラップを装着できる。バッテリーは取り外し可能で、容量は1020mAhとやや小さめ。iPhone 4などでおなじみのmicroSIMカードを採用している。
本体と同様にデザイナーの深澤直人氏が手がけたシリコンケースは本体と同時発売予定。サラッとした手触りが気持いい。レッドとブラックが各1万5000個、イエローが6000個の数量限定となる。価格は各980円。
革ケースは1000個限定で1980円。貼り直し可能な粘着シートでINFOBAR背面に固定する。強力な粘着力だがボディに糊が残らず安心だ。裏蓋は布製で、画面の保護と汚れを拭き取る効果がある。デザインはこちらも深澤直人氏。

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