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BD作成/再生からバックアップ、スマホ連携まで!

マルチメディア統合ソフト「Nero 11 Platinum」を試す

2012年01月24日 11時00分更新

文● 高橋 量

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スマートフォンへのデータ転送もカンタン
お気に入りの動画や写真を持ち歩く!

 すでに説明したように、Nero 11 Platinumは、Blu-rayディスクの再生や動画変換機能などさまざまな機能が追加されている。その中でも特に注目してほしいのが、スマートフォンとの連携機能。動画や写真などのデータを、スマートフォンとPC間で手軽にやり取りできるのだ。

 スマートフォンとの連携には、Nero 11 Platinumに収録されている「Nero Kwik Media」を利用する。PCとスマートフォンをUSBケーブルで接続すると自動的に認識され、「デバイス」に項目が追加される。また、無料のAndroidアプリ「Nero Kwik WiFi Sync」を利用することで、無線LANを利用した転送/同期が可能となる。

スマートフォンとPCを接続すると「Nero Kwik Media」に認識される

「Nero Kwik WiFi Sync」(無料)を使うと、無線LANを介した転送/同期が可能だ

 なお、Android端末とPCをUSBケーブルでつなぐ場合は、USBデバックモードではなく、USBストレージモードでPCと接続しよう。ちなみに、iOS端末の場合は特に設定する必要なく、そのまま認識される。

 スマートフォンへのデータ転送はとても簡単だ。ライブラリーに表示されているPC内の写真や音楽を、端末のアイコンにドラッグ&ドロップするだけ。これで端末内のメモリ(またはSDカード)に転送される。

スマートフォンに転送したい写真や音楽を端末にドラッグ&ドロップする

スマートフォンでデータが利用可能となる

 Nero Kwik Mediaでは、お気に入りの曲を集めたプレイリストや写真を集めたアルバムを作成できる。プレイリストやアルバムをスマートフォンと同期することで、自動的に端末へ転送することも可能だ。

オプションで同期するプレイリストやアルバムを設定可能。曲や写真が自動転送される

 また、動画の転送も非常に簡単。ライブラリーから転送したい動画をデバイスアイコンにドラッグ&ドロップするだけで、動画変換が自動実行され、スマートフォンに転送される。手動で動画を変換しなくてもいいため楽チンだ。

PC内にある動画を、スマートフォンを示すデバイスアイコンにドラッグ&ドロップ

自動的に変換と転送が行なわれ、スマートフォンですぐに視聴できる

 ちなみに、動画を手動で変換する場合は、「Nero Recode」を利用するといい。変換したい動画ファイルをドラッグ&ドロップで登録し、プリセットから再生機器を選択するだけでオーケーだ。またプロファイルを編集することで、画質やサイズなども調整できる。

「Nero Recode」は、動画を手動で変換したい場合に便利。プロファイルを編集すると、変換後の画質/サイズなども調整できる

スマートフォンからPCへの転送も
ドラッグ&ドロップで完了

 スマートフォンからPCへの転送も可能だ。デバイスの「音楽」「写真」「ビデオ」から、転送したいファイルをライブラリーへドラッグ&ドロップするだけ。SDカードの抜き差しなど、面倒な手間なく手軽にファイルを転送できる。なお、Android端末の場合はSDカード内に保存されたデータしか転送できない点を覚えておこう。本体メモリー内に保存したデータの場合は、いったんSDカードに移動させてから転送するといい。

ドラッグ&ドロップで、端末内のデータをPCに転送可能だ

 ライブラリー内の動画や写真は、YouTubeやFacebookなど、ネットの共有サービスやSNSに手軽にアップロードできる。変換も自動的に行なわれるので、とても簡単だ。

Neroユーザーのためのサービス「My Nero」や、YouTubeなどに動画や写真をアップロード可能

 スマートフォンとPCでのデータのやり取りは、データ形式の変換や転送などの作業が必要で、何かと面倒なもの。しかし、Nero Kwik Mediaを使えば、少ない手順で、自在にデータをやり取りできるのだ。

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