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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第233回

白猫を撮るときは思いっきり白く、明るく、爽やかに

2012年01月13日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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人が近づくと顔をひょいと出してチェックする白猫。真っ白が魅力的です。逃げないでいてくれたので、ちゃんと目にピントを合わせて、ちょっとプラスの補正をして白くふんわりと撮影(2012年1月 パナソニック DMC-G3)

人が近づくと顔をひょいと出してチェックする白猫。真っ白が魅力的です。逃げないでいてくれたので、ちゃんと目にピントを合わせて、ちょっとプラスの補正をして白くふんわりと撮影(2012年1月 パナソニック DMC-G3)

 長年飼っていた犬が死んじゃって寂しかった折、たまたま近所にやってくる猫に餌をあげはじめたら、いつのまにか庭にいついちゃって、こんなことになっちゃいました、というお話が2年前のお正月。お庭に6匹の猫を飼ってるおうちの話です。

 この頃は半分野良みたいなもんだったのに、昨年の夏に訪れたときはそのおうちのおじいさんにくっついて一緒に散歩したり(犬を飼っているときの習慣で定時に近所を散歩にいくと、何匹かの猫がついていくらしい。びっくり)、新しい猫が増えていたりとバージョンアップ。

小型犬だと大きさもあまり変わらないのね。猫もキリッとにらみ返す夏の夕暮れ。あ、もちろん喧嘩にはならず、飼い主がずりずりと犬をひきずっていってくれましたとさ(2011年8月 パナソニック DMC-G3)

小型犬だと大きさもあまり変わらないのね。猫もキリッとにらみ返す夏の夕暮れ。あ、もちろん喧嘩にはならず、飼い主がずりずりと犬をひきずっていってくれましたとさ(2011年8月 パナソニック DMC-G3)

 新参白猫がまた人が近寄っても逃げなくて、子供に遊ばれたり、お散歩中の犬とにらみ合ったりとなかなかのツワモノだった。

 このお正月に再訪したときも、最初に顔を出してくれたのはこの白猫くん(冒頭写真)。近寄って撫でようとしたら、するりと逃げて裏口からおうちの中へ入っちゃったのでした。

 なんと、2年前は庭に居座った半野良猫たちも、いつのまにか家に上がりこんじゃう仲になっていたのである。餌をあげていくうちにだんだん情が移り、気がついたら室内に上げて世話をするようになってた、と。よいお話ですな。

 我々はもちろん玄関から、新年の挨拶をしながら、室内でも撮れるよう明るい単焦点レンズをつけたカメラをぶらさげてきちんと訪問。

この白黒猫が何を訴えているか、丸わかりの写真。知らない人が来たから逃げたいのですね。でもだめー(2012年1月 パナソニック DMC-G3)

この白黒猫が何を訴えているか、丸わかりの写真。知らない人が来たから逃げたいのですね。でもだめー(2012年1月 パナソニック DMC-G3)

 びっくりした白黒猫が「知らない人がやってきたから外に出してくれ」と訴えるけど無視。やっぱ客がくると隠れちゃうそうで。

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