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60V型も20万円の時代~憧れの大画面テレビ生活を実現!?

2012年01月05日 12時00分更新

文● 元橋源次郎

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大画面というだけで迫力倍増

夢にまで見た超巨大ハンバーガーもこのテレビで実現!(食べられないけど)

夢にまで見た超巨大ハンバーガーもこのテレビで実現!(食べられないけど)

 実際に目の前にすると、やはりデカい。目の前に寝っころがると、頭の先から腰を超え、太もも部分までに至るほどのサイズだ。

 ちなみに、テレビの最適な視聴距離は、テレビの高さの3倍と言われている。LC-60Z5の画面の高さは839mmなので、3倍すると2517mm、だいたい2.5mだ。一方、我が家のテレビの画面の高さは460mmなので3倍すると1380mm、つまり約1.4mである。

 さらに約1m離れてもいいわけであるが、逆に1.4mの距離から視聴しても迫力倍増であり、グレードアップ感は半端ではない。

PCの画面をテレビに出力してみる。Webブラウザーですら大迫力

PCの画面をテレビに出力してみる。Webブラウザーですら大迫力

アイコンサイズを計ってみたところ、約3cm

アイコン(だけの)サイズを計ってみたところ、約3cm

 ただし、私の関心は別のところにある。実は自宅のテレビはテレビとしてだけ使っているわけではない。PCのモニター代わりにもなっている。ソファーに寝転がりながら、トラックボール内蔵のワイヤレスキーボードでPCを操作しているわけだが、正直37V型では文字やアイコンが小さすぎてよく見えないのである。

 しかし、さすがは60V型である。1.4mの距離からでも十分アイコンを視認できる。

 考えてみれば、15.4型/1680×1050ドットのPCディスプレーにWindowsを表示した場合のアイコンのサイズは約1cm。一方、LC-60Z5にフルHD解像度でWindowsを表示した場合、アイコンサイズはだいたい3cmとなる。

 普段、私は約0.5mの距離からPCのディスプレーを見ている。LC-60Z5だと、3倍離れた場所(1.5m)から快適に画面を見られる計算であり、それは普段の私のテレビの視聴距離である。

 細かい文字や小さい画像を確認する際は、PCディスプレーを見るように首を少し前にして目を近づける代わりに、Windowsの拡大鏡機能を使えばいい。キーボードのショートカットに設定しておけば、気軽に使うことができる。

 さらに、3Dにも対応しており、テレビ録画もできる。確かに現在のテレビ生活を1段階アップしてくれそうな製品である。

これはこれで薄いと思うが……

Z5もこれはこれで薄いと思うが……

F5シリーズの60V型(LC-60F5)はこの薄さ

F5シリーズの60V型(LC-60F5)はこの薄さ

 なお、シャープは「フリースタイルAQUOS」こと「F5」シリーズを展開しており、そちらにも60V型(LC-60F5)が用意されている。F5の60V型は奥行きが3.5mm(最薄部2.1mm)と、LC-60Z5の4.1mm(最薄部2.7mm)と比べてさらに薄型なのが特徴。さらに重量はスピーカーとスタンド込みで約27kgと、Z5(約37.5kg)と比べて約10kgも軽いため、設置も楽そうだ。

 冒頭で設置の問題もあると書いたが、その課題も(私が広いマンションに引っ越すというアップグレードを行なわなくても)テレビのほうがクリアしてくれた。

70V型の「LC-70X5」ともなるとこのデカさ

70V型の「LC-70X5」ともなるとこのデカさ

 アメリカでは60V型超の大画面テレビがにわかに盛り上がっているようだが、2012年は日本でも超大画面テレビの時代が来るのではないだろうか。

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