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この冬はPCで「バトルフィールド 3」を堪能しよう! 第1回

「バトルフィールド 3」をPCでプレイするとこんなに楽しい!

2011年12月27日 18時00分更新

文● 伊藤 真広

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自分の好みでコントローラーを自由に選べる

 コンシューマー版「バトルフィールド 3」は、ゲーム機に付属している専用ゲームパッドを使ってプレイするのが一般的だ。もちろんそれらのゲームパッドもキー設定を変更して、プレイヤー好みの操作スタイルにできるが、PC版では好きなコントローラーを接続できるので自由度の高いプレイスタイルを確立できるのだ。

ゲーム用に開発されたキーボードやマウスが各社から数多く発売されている。コンシューマーゲーム機よりも入力デバイスの選択肢は圧倒的に多い

 まず、PC版の基本となるコントローラーは、キーボードとマウス。パソコンで使えるキーボードとマウスであれば、どんなものでもプレイ可能なので、自分の手の大きさやキータッチの感触など好みに応じた機器の選択が可能。さらにキーボードとマウスには、ゲームをプレイするために開発されたキーボードやマウスもあるので、それらを使えば、快適にゲームをプレイできるだろう。

秋葉原のパソコンショップ アークは、ゲーミングデバイスを数多く扱っている。店内にはそれらを体感できるコーナーを常設しており、そのフィーリングをじっくり確認できる

 操作面でも、キーボードに配置されているキーを押すだけで瞬時にサブウェポンに持ち替えられるし、任意の距離を任意の速度で動かせるマウスで照準操作をするため、ゲームパッドよりも圧倒的に狙いをつけやすい。もちろんアナログパッドがあれば任意の距離を任意の速度で動かすことは可能だが、それには慣れが必要だ。マウスのほうがより直感的に操作できる。

PC版は、自分に最適な機器を探し出すことで、他人に差をつけることができるため、対戦での勝率アップにつながる。キーボードやマウスだけでなく、FPS専用の左手用コントローラーまで存在する

2画面出力で情報サイトを参照しつつ有利にプレイ!

 コンシューマー版では、1台のテレビもしくはディスプレーにしか画面を出力できないため、マップや武器のステータスなどは事前に調べて紙に出力して、それらを見ながらプレイすることになる。一瞬が命取りになるFPSではオススメできない。
 PC版「バトルフィールド 3」をプレイするのに必要なビデオカードは、まず間違いなくデュアルディスプレーに対応している。ディスプレーを2台持っていると、マップの特性や敵が潜む場所などを解説している攻略サイトをもう1台のディスプレーに表示させつつプレイできる。

「バトルフィールド 3」のフィールドは、他のFPSゲームと比べてもかなり広い。闇雲に走っていると最初のうちは確実に迷子になる

 紙に出力した情報や、スマートフォンで調べた攻略情報などを確認するには、いったんゲーム画面から目を離さなければならず、この一瞬の硬直を敵スナイパーに狙われることがある。デュアルディスプレーであれば、視線移動が少ないのでこの硬直時間を少なくできる。慣れてくると片方の目でゲーム画面、もう片方の目で攻略サイトを見るなんてこともできるようになる。

デュアルディスプレイーなら、ゲームをプレイしながら攻略サイトを表示できる。ロードの最中に次のステージのマップをチラッと確認できるだけでもその存在価値は大きい

 仮にディスプレーが2台なくても、大型のディスプレーであればゲーム画面を小さく表示させて、情報サイトを表示させながらプレイすることも可能だ。コンシューマーゲーム機の場合、ゲームをしながらブラウザーを立ち上げることができないので、ゲーム画面と別の画面を同時に表示するのは、PC版ユーザーにのみ与えられた利点といえよう。
 また、応答速度に優れたゲーミングディスプレーも発売されているので、それらを使えばディスプレー側の処理落ち(ティアリング)や、液晶パネル特有の残像を軽減できる。

プレイを記録することも可能!

 コンシューマー版では自分のプレイを保存しようと思うと録画用の機器が別途必要だが、PC版ならプレイ内容をそのままPC内に保存できる。
 フリーのキャプチャーソフトを使うことで画面に映し出されている映像を静止画で記録できるし、さらに高性能なマシンであれば、ゲームをプレイしながら動画をリアルタイムで録画できるので、自分のプレイを後から見なおしたり、敵が潜んでいる場所や行動パターンを研究したりもできる。

プレイ中のスクリーンショットを撮影すれば、あとで美麗なグラフィックスをじっくり堪能できる

 また、Skypeなどをインストールすれば、気心知れた友達とのボイスチャットも楽しめる。「バトルフィールド 3」内蔵の機能でもボイスチャットは利用できるが、味方チームもしくは分隊員にのみに会話は限られる。外部のボイスチャットソフトを使えば、その制限なく会話が可能だ。
 たとえば違う分隊に所属する友達と会話したい場合、ゲーム内蔵のボイスチャットだと味方全員に対して話しかけることになるので、友達以外にもその会話が聞こえてしまう。ところがSkypeなど外部のボイスチャットならば、その友達とだけ会話ができ、他人に話を聞かれることはない。

PC版最高! 一晩じゃ語り切れない!

 PC版「バトルフィールド 3」の魅力と、PCでゲームをプレイする楽しさと利点を、電撃オンラインの太田氏に熱く語っていたら、外がうっすらと明るくなっており始発電車が動き出す時間になっていた。私の原稿を確認していたASCII.jp編集部の北村も、いつのまにか近くに座っていて私の解説を聞いてウンウンと頷いていた。
 なんだか今までの雄弁が急に恥ずかしくなった私は、PCの電源を落としていそいそと帰り支度を始めたのだが、興奮した太田氏が

「PC版バトルフィールド3が欲しくなっちゃった。で、PCはナニを買えばいいの? どんなパーツが必要?」

 と、しきりに質問してくる。お楽しみはまた明日というわけで、彼をなだめて私は帰宅の途に着いた。

「うおー、この環境でバトルフィールド 3やりたいっス。何を買えばこれと同じ環境で遊べるの?」と太田氏。今日はもう眠いから明日紹介するよ

 明日は、最高スペックとまでは行かないが「バトルフィールド 3」をストレスなくプレイするために必要なPCパーツを電撃オンラインの太田氏に紹介していくつもりだ。彼のように「バトルフィールド 3」のために初めて自作PCに挑戦するという人は、次回の記事をぜひ参考にしてもらいたい。

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