エプソンダイレクトから、Sandy Bridge-Eシリーズを搭載するハイエンドタワー型パソコン「Endeavor Pro7500」(以下Pro7500)が登場した。前モデル「Endeavor Pro7000」の登場から早3年近く。待望されていたハイエンド製品である。
今回は発売直前の試用機を元に、ハイエンドマシンの魅力と実力を探ってみたい。
リッチでスタイリッシュ
拡張性に優れたアルミケースを継承
写真を見てのとおり、Pro7500はアルミの質感を全面に押し出した金属製のミドルタワーケースを採用している。この筐体は2009年登場のPro7000から採用されたもので、当時も評価が高かった。アルミやスチールをふんだんに使ったタワーケースは、秋葉原のパーツショップでも珍しいものではないが、それらに比べてもPro7500の筐体は見栄えがいいデザインをしている。
天板がフラットでサイドにも通風口がないのは、外観の美しさに一役買うだけでなく、実用性も高めている。昨今のハイエンドタワーケースは上部に通風口があったり、凝ったデザインのために物が置けない製品が多い。その点Pro7500は上部に移動用のハンドルが2つついているが、これはもちろん取り外し可能で、外せばフラットになり通風口もない。
前面はドライブベイ部分以外はメッシュとなっていて、吸気を確保している。前面ドライブベイは5インチベイが3つ、3.5インチベイが1つ用意されている。前面のUSBポートがUSB 3.0対応に変更されているのも、Pro7000との違いとなっている。
Endeavor Proシリーズは、HDDベイが前面から簡単にアクセスできることが特徴である。Pro7500も当然その特徴を継承しており、鍵つきのフタを開けると4台分の3.5インチHDDを内蔵できるベイが現われる。HDDだけでなくSSDの装着も考慮されており、今回の評価機は2.5インチSSD(Intel SSD 510、120GB)を2台装着していた。
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