このページの本文へ

Apple Geeks 第66回

オンラインストレージ「SkyDrive」はiDiskの代替になるか?

2011年12月16日 21時00分更新

文● 海上忍

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

iOS版「SkyDrive」登場

 筆者は、iCloudのサービス開始直後から「iDisk後」の検討を始め、いまだ答えは出ていないが、ここに来て有力候補が現われた。マイクロソフトのオンラインストレージサービス「SkyDrive」だ。当連載の第10回「OS Xで『SkyDrive』を快適に使いたいのだが……」でも取り上げたことがあるこのサービス、正直そのときはMacで使いやすいとはいえなかったが、数日前にiOSアプリが無償公開されたのだ。

SkyDriveの内容をブラウジング/プレビューできるiOSアプリ「SkyDrive」(無料)

 OS X上では、SkyDriveを直接ファイルシステムにマウントすることはできないが、第10回で挙げたSMEStorageの強化版「Mac Cloud Tools」を利用すればいい。第三者へのファイルアクセスを認める機構は、そもそもSkyDriveに用意されている。iOSアプリの登場で、前ページに挙げた条件すべてを満たしたことになる。

SkyDriveをFinderにマウントできるツール「Mac Cloud Tools」

Mac Cloud Toolsでは、ユーザー空間でファイルシステムのマウントを可能にする「MacFUSE」が使用されている

 iOSアプリのSkyDriveは、Windows/Macのウェブブラウザーから利用する場合と比べると、一部機能が制限されている。アップロードはカメラロールに保存された写真とビデオに限られ、ほかのアプリが保管するファイルは対象外だ。ExcelやWordといったオフィス文書のプレビューは可能だが、Office Web Appsのような編集機能はない。

画像をアップロードするところ。妙な日本語だが……上が内蔵カメラでの新規撮影、下がカメラロールからの追加だ

iOS備え付けの機能でプレビューしているらしく、文書によってはレイアウトのズレが生じることも

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中