このページの本文へ

Xi対応スマートフォンはこのポイントをチェック!

発売されたXi対応スマホ 実際に使ってその魅力を探る

2012年01月11日 15時00分更新

文● ヤシマノブユキ、オカモト/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

おサイフケータイ、ワンセグといった
日本のユーザー向けの機能やCPU、通信機能は?

 スマートフォンでも、おサイフケータイやワンセグといったケータイ時代に利用してきた機能を継続して使いたいという人が増えてきた。また、スマートフォンの操作感を左右するCPUや通信性能についても比較してみた。

  GALAXY S II LTE ARROWS X LTE Optimus LTE MEDIAS LTE
おサイフケータイ
ワンセグ
赤外線
防水 ○(※2) ○(※3)
Wi-Fiテザリング ○(8台) ○(8台) ○(8台) ○(5台)
CPU APQ8060
1.5GHz
(デュアルコア)
OMAP4430
1.2GHz
(デュアルコア)
APQ8060
1.5GHz
(デュアルコア)
APQ8060
1.2GHz
(デュアルコア)
Xi(下り/上り) 37.5Mbps/12.5Mbps(一部の屋内では下り75Mbps)
FOMAハイスピード
(下り/上り)
14Mbps
/5.7Mbps
7.2Mbps
/5.7Mbps
14Mbps
/5.7Mbps
14Mbps
/5.7Mbps
バッテリー容量 1850mAh 1400mAh 1800mAh 1520mAh

 筆者のように“できないことがあるのがイヤ”な人は、ARROWS X LTEかMEDIAS LTEでどちらにしようか悩んでしまうかも。

「ARROWS X LTE」「Optimus LTE」「MEDIAS LTE」の3機種はおサイフケータイに対応。もうこれがないと……という人も多いだろう

 防水や赤外線をほとんど使わないのであれば、選択肢は広がりそう。特にGALAXY S II LTEとOptimus LTEは1.5GHz動作のデュアルコアCPUで、ストレスなく操作できるのが魅力的だ。また、GALAXY S II LTEとOptimus LTE、MEDIAS LTEはFOMAハイスピードエリアで、下り最大14Mbpsに対応するなど(※4)通信速度が高速で、Xiエリア外でも快適に通信ができる。(※5)


※2:防水性能IPX5/8に対応。ご使用の際はリアカバーやキャップ(外部接続端子カバー)が確実に閉じているかご確認ください。防水性能を維持するため、異常の有無にかかわらず2年に1回部品の交換が必要となります(有料)。IPX8とは、常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに電話機としての機能を有することを意味します。

※3:防水性能IPX5/7に対応。ご使用の際はリアカバーやキャップ(外部接続端子カバー)が確実に閉じているかご確認ください。防水性能を維持するため、異常の有無にかかわらず2年に1回部品の交換が必要となります(有料)。

※4:FOMAハイスピードエリア内であっても、場所によっては送受信ともに最大384kbpsの通信となる場合があります。送信時最大5.7Mbpsに対応したエリアの詳細についてはドコモのホームページをご確認ください。

※5:Xiエリアに対応したエリアの詳細については「Xi(クロッシィ)サービスエリア」でご確認ください。

ジェスチャー操作にPC連携
機種独自の機能の数々を紹介

 さらに機種ごとにユニークな機能がある。これを覚えておくと便利という個性的な機能を紹介していこう。

GALAXY S II LTE

 「Kies air」というアプリを起動し、表示されたURLを、同じ無線LAN内にあるPCのブラウザーで開くと、PCから機種内のさまざまなデータを閲覧できる。連絡先やブックマーク管理も可能だ。

機種内のデータをPCから操作できる

 本体を裏返し、着信音などを消せるジェスチャー操作はOptimus LTEと同様。異なるのは本体を傾けてのズーム時。2本指で画面をおさえながら傾けることでブラウザーに加え、画像もズームできる。

ジャスチャーで機種を操作する

ARROWS X LTE

 リアカメラが1310万画素と高画質なのに加え、一眼レフ風の「背景ぼかし」や「トイカメラ」「魚眼」などのエフェクトが計11種類と充実。背景ぼかし以外はエフェクトの様子をリアルタイムに確認してから撮影できる。

写真を楽しむためのいろいろな機能が用意されている

 「スッキリ目覚まし」や「歩数計」「からだライフ」など健康管理アプリが充実。スッキリ目覚ましは、枕元にARROWS X LTEを置いて就寝すると、翌朝、眠りが浅くなったのを感知し、やさしく起こしてくれる。「からだライフ」は、歩数や脈拍などのデータからアドバイスを受けられる。ARROWS X LTEのインカメラで脈拍を測定できるのがユニークだ。

健康管理系アプリが用意されている

Optimus LTE

 ブラウザー下部のボタンを長押し、本体を手前に起こすとズームイン、向こうに倒すとズームアウトできる。つり革につかまるなど、片手しか使えない状況でウェブを閲覧する際に便利。指を離すとズーム度合いを固定できる。

片手でズームイン/アウトができるので、混んだ電車の中などでも便利

 「LG On-Screen Phone」というオリジナルソフトを利用すると、PCの画面上でOptimus LTEを操作できる。PCのキーボードを使って長文メールを書く際などに便利。PCから電話もかけられる。PCとは、USBまたはBluetoothで接続する。

Windows上でLG On-Screen Phoneを使っているところ。PCからOptimus LTEを操作できる

 それにしても、どの機種も個性豊か! Xiスマホは見れば見るほど、知れば知るほど、どれを買えばいいか悩んでしまう。

 各機種の完成度の高さにも注目だ。たとえばGALAXY S II LTEはこれまでのスマートフォンと比べて、タッチ操作への反応から画面の見やすさまで、まったく別物と感じるくらいの滑らかさである。このあたりはぜひ店頭の実機で体感してみてほしい。

 どれも個性的で迷ってしまうが、強いて言うなら、電池の持ちを重視する人には大容量バッテリーのGALAXY S II LTE、機能重視派には全部入りのARROWS X LTE、見やすさ最優先の人には大画面で高解像度液晶のOptimus LTE、あとMEDIAS LTEもスペック的にはほぼ全部入りで魅力的……つまり全機種オススメ! ですが、最終的にはもっとも重視する個性を決め手に選んでいただきたいです!

 次ページ以降ではそれぞれの機種について、ASCII.jp編集部のオカモトが個別に見ていく。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン