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データセンターのための低遅延・高密度スイッチに新製品

10GBASE-Tと40GbEを身近にするアリスタのToRスイッチ

2011年12月15日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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12月14日、アリスタネットワークスジャパンは、データセンター向けスイッチの新製品「Arsita 7050シリーズ」に4機種の新製品を追加した。低遅延・高密度を売りに快進撃を続ける同社が、日本市場の攻略を本格化させる。

100%データセンターにフォーカス

 発表会では、米アリスタネットワークス(以下、アリスタ)のインターナショナルセールス 担当副社長 マーク・フォス氏が会社概要とビジネスの動向について説明した。

米アリスタネットワークス インターナショナルセールス 担当副社長 マーク・フォス氏

 アリスタは仮想化対応のデータセンタースイッチを専業で展開するベンダーで、サン・マイクロシステムズやグーグルの立ち上げに関わったメンバーが2008年に創業。その後、3年でグローバルの顧客は1000社に至っているという。「100%データセンターにフォーカスしており、エンタープライズやキャンパス向けの製品は展開していない」(フォス氏)とのことで、完全にデータセンターにフォーカスしているのが特徴だ。

データセンターにフォーカスしたアリスタの戦略

 アリスタの「Arista 7000シリーズ」は、仮想化されたデータセンターでの利用を前提とした専用スイッチ。1/10/40GbE対応のポートを高密度実装したハードウェアと、汎用チップ、そして独自のLinuxベースのソフトウェア「EOS」で構成されている。「サーバー間の通信を最適化する必要があるので、低遅延でワイヤスピードが必要になる。また、事業者ごとにさまざまなニーズがあるので、オープンプラットフォームの元でカスタマイズできる点が重要になる」(フォス氏)とのことで、低遅延やカスタマイズ性のほか、自動化、低消費電力などの要件を満たすべく製品を設計されているという。

クラウド事業者に必要なネットワークとは?

来るべき10GBASE-Tと40GbEのウェイブに備える

 続いて、アリスタネットワークスジャパンの兵藤弘一氏が新製品のArista 7050シリーズやEOSについて説明した。Arista 7050シリーズは10/40GbE対応のToR(Top of Rack)型スイッチで、高密度な仮想化環境、ビッグデータやIPストレージ、Hadoopクラスターなどでの用途を想定する。今回は「Arista 7050T-64」「Arista 7050T-52」「Arista 7050Q-16」「Arista 7050S-52」の4モデルが追加された。

10GBASE-T対応のArista 7050T-64(左)と40GbE対応のArista 7050Q-16(右)

 UTPケーブルを使った10GbE仕様である10GBASE-T対応スイッチは2機種。48のRJ-45ポート、4つのQSFP+ポートを搭載したArista 7050T-64と、48のRJ-45ポート、4つのSFP/SFP+ポートをArista 7050T-52になる。10GBASE-Tでは、Cat6以上のUTPケーブルで100mの配線が可能で、取り回し等も容易になる。10GBASE-Tの課題となっていた消費電力に関しても、他社製品に比べて、約半分に抑えているという。「来年はサーバーが標準対応するインターフェイスが10GBASE-Tになる。こうした10GBASE-T時代に備えた製品になる」(兵藤氏)と述べた。参考価格はArista 7050T-52が230万円から、Arista 7050T-64が300万円から。あわせて、52ポートのSFP+ポートを搭載したArista 7050S-52も追加された。こちらは300万円からとなっている。

さまざまなQSFP+ポートの活用

 また、Arista 7050Q-16は16ポートの40GbE対応QSFP+ポート、8ポートの1/10GbEのSFP/SFP+ポートを搭載するスイッチ。40GbEはOM3規格のケーブルで100m、OM4規格のケーブルで150mの伝送が可能。短距離通信用にQSFP+ポート同士、QSFP+ポートとSFP+×4をつなげられるカッパーケーブル(Twinax)も用意される。「40GbEの長距離向けトランシーバーが世に出ていないが、来年には調達できる予定」(兵藤氏)とのことだ。Arista 7050Q-16の価格は450万円から。

 新製品ではネットワークアプリケーション向けに50GBのSSDが搭載でき、Linuxベースのアプリケーションを動作させることが可能だという。

アリスタネットワークスジャパン テクニカルセールスマネージャ 兵藤弘一氏

 兵藤氏は、アリスタスイッチのソフトウェアであるEOSの機能の一例としてMLAGを紹介した。MLAGはL2レベルで経路冗長化を可能にする技術で、STPのようなアクティブ/スタンバイではなく、マルチリンクのパスが提供できる。「他社と異なり、完全な標準なプロトコルを用いている。ヒットレスでの機器交換や無停止でのアップデートも提供する」(兵藤氏)とのことで、スイッチクラスターの外部からはリンクアグリゲーションを利用できる点を強調した。L3においては、OSPFやBGPなどのルーティングプロトコルのECMP(Equal Cost Multi Path)を用い、高い拡張性を実現するという。その他、ソフトウェアが自動的にイメージやコンフィグを取得するZTP(Zero Touch Provisioning)やスイッチを停止させずにソフトウェアをアップグレードするISSU(In Service Software Upgrade)などの機能をサポートする。

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