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最大103倍ズームもできる高倍率デジカメ「リコー CX6」

2011年12月14日 12時00分更新

文● 小林 伸

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あまりスペックが変わらないことに好感

 イメージセンサーは有効画素数約1000万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーを搭載。このセンサーのスペック自体は「CX3」から変わっていない。

 一般的なA4プリンターでの出力なら1000万画素もあれば十分であり、必要以上に解像度を求めて最新のイメージセンサーを搭載するよりも、多少スペック的に見劣りするとしても少しずつチューニングを進めて熟成されたものを搭載するほうが安心感もあり、好感が持てる。

 画像処理エンジンは従来機「CX5」と同様の「Smooth Imaging Engine IV」を搭載。ISO感度は3200まで設定できる。撮影画像を見てみると、ISO 800あたりから粗さは目だってくるものの、実用上はISO 1600までは問題ないと思われる。ただし、ノイズが少しでも気になるユーザーはISO 800までがベストだろう。

ISO感度の違いによる画質の変化

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

 搭載されているレンズは28mm~300mm(35mm版換算)、F3.5~F5.6の光学10.7倍ズームレンズだ。CX5でも搭載されていた「超解像ズーム」機能も利用でき、光学ズームにデジタルズーム、超解像ズームも併用すると最大103倍の2880mm相当となる。

ズームレンズの画角の変化

28mm~300mm相当の光学10.7倍ズームレンズ

28mm~300mm相当の光学10.7倍ズームレンズ

光学ズーム28mm相当で撮った写真

光学ズーム28mm相当で撮った写真

光学ズーム300mm相当時(左)と光学ズーム+デジタルズーム+超解像2880mm相当時(右)の写真

 上の写真は300mm相当で撮影したもの。手ブレ補正機能のおかげでブレはしないものの、構図を決めるのに大変苦労する。デジタルズームと超解像を併用したときなどは三脚が必要だろう。

 マクロ機能は広角と「ズームマクロモード」時でレンズの先端から約1cmまで寄れる。ズームマクロモードでは1cmの撮影距離で一番拡大率が大きくなる焦点距離にズームを固定して撮影することができる。このレンズ自体もCX2から引き継いだものだろう。

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