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3G+WiFi対応のSony Readerは電子ペーパー型端末の完成形?

2011年12月13日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 ソニーが11月下旬に発売した、電子書籍リーダー「Sony Reader」こと「PRS-G1」(オープンプライス、直販価格は2万5800円)。すでに購入した方もいるだろう。日本では2010年末に発売されたモデルから2世代目に当たる製品で、待望されていた無線通信機能を内蔵した機種である。

 初代モデル(PRS-350)を1年使った記者が、新製品の特徴や使い勝手を検証してみた。

Sony Reader「PRS-G1」

サイズは6型のみ
マンガを読むのに適したサイズに

 Sony Readerは電子書籍閲覧に特化した端末であり、ディスプレーにはモノクロの電子ペーパーを使っている。この特徴は新製品でも変わっていない。2010年に登場した初代モデルは、5型と6型の2種類のサイズバリエーションがあったが、2011年モデルは6型2モデルに統一されている。

 記者は上着やコートのポケットにも気軽に入る5型のサイズが気に入っていたので、6型のみというのは正直残念に思う。しかし1インチ(約2.54cm)ディスプレーサイズが違うだけでも、マンガを表示したときの見栄えはだいぶ違う。書籍を読むだけなら5型でもいいが、マンガも積極的に読みたいというなら6型の方が適しているだろう。

PRS-G1(左)と、2010年発売の5型モデルPRS-350。記者のコートやジャケットのポケットに入れるには、PRS-G1は少々大きい

 Reader向けの電子書籍販売サービス「Reader Store」では、講談社の人気マンガなどが多数販売されている。ここで販売されているマンガはいずれも、Readerの表示特性に合わせたチューニングを施してデータ化されているので、モノクロの電子ペーパーでも意外に読みやすい(関連記事)。ただし、モノクロ16階調表示で600×800ドットというディスプレーの制約上、緻密に書き込まれた絵や元がカラーページだった絵、特に暗めの濃淡で描き分けた絵などは厳しい面もある。

チューニングの例。左がチューニング前の状態で、右がチューニング後。明らかに線の見栄えが違う

 文字に関してはさすが電子ペーパーで、従来と変わらずとても見やすい。文庫本を丸一冊一気に読んでも、目が疲れるということはない。バックライトがないので暗いところでは読めないが、それは紙の本も同じことだ。

 ディスプレー表面は外光反射がほぼないので、照明の下でも読みやすい。ただちょっと残念なのは、ディスプレーのベゼル部分が光沢のあるプラスチック素材である点だ。初代モデルと同様に、ベゼルもつや消しの素材を使ってほしかった。

 電子ペーパーの特性である表示切り替えの遅さについては、PRS-G1でも変化はない。自炊した雑誌をさかんに拡大縮小して読むなんて場合には、表示の遅さが気になって使いにくいだろう。だが、販売されている電子書籍を1ページずつ読む分には、問題を感じることはない。

本体背面はマットな質感。しかしベゼルが光を反射しがちなのは残念
左側面にはmicro SDメモリーカードスロットを装備。データサイズの大きな電子コミックもたくさん保存できて安心だボタン類と底面の端子やスイッチ。ボタン類はAndroidタブレットに似た配置で、「戻る」に当たるバックボタンが付いた。ページめくりは画面のタッチ操作でもできるので、読むだけならボタンに触れなくてもいい

 次はいよいよ目玉の通信機能について評価してみよう。

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