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最新/高機能NASを手に入れろ! 第1回

HDD容量で悩んだら、「NAS」がオススメ

2011年12月13日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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中身の構造、接続方法が大きく違う

 外付けHDDとNASとの違いは接続方法だけでなく、中身も大きく異なる。外付けHDDはHDD本体に加えて接続インターフェースを内蔵しているだけだが、NASではさらにCPUやネットワークインターフェース、OSなども内蔵している。いわばネットワーク上に存在している「1台のPC(サーバー)」なのだ。このPCに搭載されているHDDを、ほかのPCから利用するのである。

SynologyのNAS、「DiskStation DS212j」のケースを開けてHDDを装着したところ。内部構造は、PCに近い

 1台のPCと同等とはいっても、これはCPUを持ち、OSやサービスが動作しているという意味。NASで文書を作成したりウェブを閲覧できるわけではない。ファイルの読み書き/共有機能に特化されているので、HDD内のデータをネットワーク経由でほかのマシンとやり取りするのが主な役割だ。設定方法についても、専用の設定ソフトの指示に従うだけで完了するものや、ウェブブラウザーなどを使ってNASにアクセスし、設定メニューを利用するタイプなどわかりやすいものが多い。

 このほか、一般的なPCにHDDやネットワークカードを増設して作るファイルサーバーに比べてメンテナンスが楽で転送速度も高速、しかも設置スペースが小さくて済むというメリットがある。

 最近では液晶テレビやメディアプレーヤー、スマートフォンなどのネットワーク対応機器が増えており、それら機器からもデータを参照できるNASが話題となっている。この後は、これら注目されている機能についてまとめておこう。

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