このページの本文へ

ソフォスが調査。暗号化などのデータ保護を行なったUSBメモリは皆無

シドニー鉄道の遺失USBの66%がマルウェア感染!

2011年12月12日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 12月9日、ソフォスはオーストラリアのシドニーの鉄道会社「RailCorp」が実施した遺失物の販売イベントで購入したUSBメモリ50個のうち、66%がマルウェアに感染していたと発表した。

 これはソフォスのオーストラリアオフィスが行なったもので、マルウェアの感染だけでなく、前所有者の家族、友人、同僚に関する多くの情報が保存されていることもわかったという。これらのUSBメモリは1つとして、不正な覗き見からファイルを保護するための暗号化などは行なわれておらず、税金関係の書類、学校や大学の課題、プロジェクト関連のAutoCADの図面、家族や友人の写真アルバム、そしてソフトウェアやWebのソースコードなどがファイルとして含まれていたという。

 ソフォスでは、USBメモリを紛失しても第三者からアクセスされないように、USBメモリに保存する前に、個人情報やビジネスデータをすべて暗号化するようにアドバイス。最新のウイルス対策ソフトウェアを実行することで、共有のUSBドライブを使用する場合でも、マルウェアの拡散を防ぎ、自分自身を守ることができるとしている。

■関連サイト

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード