12月9日、ソフォスはオーストラリアのシドニーの鉄道会社「RailCorp」が実施した遺失物の販売イベントで購入したUSBメモリ50個のうち、66%がマルウェアに感染していたと発表した。
これはソフォスのオーストラリアオフィスが行なったもので、マルウェアの感染だけでなく、前所有者の家族、友人、同僚に関する多くの情報が保存されていることもわかったという。これらのUSBメモリは1つとして、不正な覗き見からファイルを保護するための暗号化などは行なわれておらず、税金関係の書類、学校や大学の課題、プロジェクト関連のAutoCADの図面、家族や友人の写真アルバム、そしてソフトウェアやWebのソースコードなどがファイルとして含まれていたという。
ソフォスでは、USBメモリを紛失しても第三者からアクセスされないように、USBメモリに保存する前に、個人情報やビジネスデータをすべて暗号化するようにアドバイス。最新のウイルス対策ソフトウェアを実行することで、共有のUSBドライブを使用する場合でも、マルウェアの拡散を防ぎ、自分自身を守ることができるとしている。
