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ジュニパー専門に扱うジェイネットワークイニシアティブがスタート

エンタープライズ開拓にジュニパーが日商エレと新会社設立

2011年12月08日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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12月7日、ジュニパーネットワークス(以下、ジュニパー)と双日グループの日商エレクトロニクスは、ジュニパー製品のコンサルティングや設計、構築、サポートを手がける新会社「ジェイネットワークイニシアティブ」を設立した。シスコの牙城を攻略すべく、エンタープライズ市場の開拓を目指す。

ジュニパー製品を専門で扱う新会社

 今回設立されるジェイネットワークイニシアティブは、ジュニパーのルーター、スイッチ、セキュリティ、そしてデータセンターファブリック製品を扱い、導入コンサルティング、設計、設置や工事、保守、さらに技術トレーニングまでを手がけるという。ジュニパーの販売代理店である日商エレクトロニクスが92%、ジュニパーネットワークスが8%という比率で出資され、新社長には日商エレクトロニクスの取締役である牧野孔治氏が就任する。

ジェイネットワークイニシアティブの事業概要

 会社設立の背景について説明したジュニパーネットワークス代表取締役社長の細井洋一氏は、通信事業者向け製品が先行し、後発となっているエンタープライズ市場やデータセンター事業者の開拓を挙げた。「エンタープライズではわれわれは強者ではない。この市場にインパクトを与えることをなにかやりたいと思い、1年前から日商エレクトロニクスや双日と話を始めた。弊社は破壊的で、先進的な技術を旨としてきたが、これを期にエンタープライズのネットワーク市場を変えていける」と意気込みを話した。また、牧野氏は「製品投入やサポートなど顧客や市場が求めているスピード感について行くには、日商エレクトロニクスの一部門より、会社組織にしたほうがよいという判断があった」と説明した。

ジュニパーネットワークス代表取締役社長の細井洋一氏

 もちろん、ジュニパーには同社以外にも数多くのパートナーが存在しており、グローバルではIBMがパートナーとなっている。細井氏は日商エレクトロニクスと組んだ理由として「日本法人ができる前から、製品を扱ってもらっている。なにより競合の製品を扱っていないことが大きい」と説明した。その他、ジュニパーのコアソフトウェアであるJunosを熟知しているエンジニアが多いこと、米国以外では最大規模の検証センター「NETFrontier Center」を抱えていることなどを挙げ、最終的には本社と10回以上のミーティングの結果、新会社設立にこぎ着けたとのことだ。なお、ジェイネットワークイニシアティブという社名は「ジュニパーとともに日本のネットワークをリード(イニシアティブ)していこうという意味が込められている」(牧野氏)とのこと。

ジェイネットワークイニシアティブ 代表取締役社長 牧野孔司氏

 当初は約2000億円程度を想定している国内市場をメインに据えるが、将来的には日商エレクトロニクスや双日グループとも連携し、アジア進出も視野に入れる。新会社の営業開始は、2012年1月1日からとなる。

日商エレクトロニクス 代表取締役社長 瓦谷晋一氏、ジュニパー細井氏、ジェイネットワークイニシアティブ 牧野氏、双日 産業情報部長 野村昌雄氏

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