でき上がってきた「リザードジーヴス」は期待をはるかに上回る財布だった。コーナー半分+αにまで回り込むYKK社の最高級のジッパーを採用し、同じようなジッパータイプの財布より、カードや紙幣を取り出し易く改良している。
内部は、小銭を収納する袋状のセパレーターで2つのコンパートメントに分けられ、いずれかに紙幣をもう一方にクレジットカード類を分けて収納できる。分厚い財布が何より嫌な筆者だが、リザードジーヴスは、クレジットカード数枚とお札を10枚以上、小銭もたっぷり入れても不思議と“ゴロゴロ”と膨張することがない。
小銭を持ち歩くことが極端に嫌いだった筆者だが、リザードジーヴスに変えてからコンビニで小銭のお釣りを受け取っても、スーパーのレジで財布の中から、一円玉や五円玉を取り出すこともいともたやすくできるようになった。
筆者のリザードジーヴスは使い出して約1ヵ月、少しエージングが効いてきて、革全体が少し軟らかくなってきた。そのせいか、最近はクレジットカードやメンバーズカードを合わせて10枚、お札を15枚、小銭を10個くらい収納してもほとんど分厚さは感じない。
プレタポルテの「リザードジーヴス」は決して安い買い物ではないが、それだけ価値のある財布だ。既に30周年記念限定モデルの、3色であるウィンター・ブルー、ダンデライオン (イエロー)、エメラルド・グリーンは、アッと言う間に完売したが、改めてオーダーすることは可能だ。料金は別途必要だが、自分だけのカラーやアレンジを依頼することもできる。
今回の衝動買い
アイテム:銀座オーソドキシー「リザードジーヴス トカゲ革、ダンデライオン(黄色)」
価格:2万9400円にて購入(すでに完売)
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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