昔のポラロイド風の写真が撮れる
多彩な撮影モードを搭載
撮像素子は1400万画素のCMOSセンサーを採用し、HD(1280×720ドット)での動画撮影にも対応している。ISO感度は最高でISO 6400まで設定できる。
感度別撮影サンプル
ISO 100ではかなり解像感が高く、高画質な印象。しかし、ISO 200以降徐々にディテールが崩れ始め、ISO 800あたりからは細かい部分の再現性にはあまり期待できない。ノイズは最高感度のISO 6400でもかなり少ない印象だ。
レンズは35mm判換算で約42mmに相当し、レンズの開放F値はF3.2だ。なお、今回多くの写真を撮影したが、すべての写真の絞り値のデータがF3.2だったので絞りは固定されているようだ。
シャッタースピードはオートで1秒から1/2000秒、シーンモードに含まれる夜景モードでは最長で15秒まで動作する。最短撮影距離は標準モードで80cm、マクロでは10cmまで近寄ることが可能だ。
撮影モードはオートが主体で「シーン自動認識モード」や「プログラムオート」、「ポートレイト」、「風景」などの一般的なシーンモードを用意する。加えて、画面の4隅を暗く落とす「ロモモ」や、笑顔を検出する「スマイルキャプチャ」、人物認識で顔を2つ検出すると自動的にシャッターが切れる「恋人」、顔を1つ認識でシャッターの切れる「自画像」など、面白いモードが30種類用意されている。
ポラロイドらしい発色を演出するためのカラーモードもあり「ノーマル」「ビンテージカラー1」、「ビンテージB&W」、「ビンテージカラー2」、「ビンテージB&W2」、「セピア」、「ネガB&W」が選べる。
カラーモード(近景)の撮影サンプル
カラーモード(遠景)の撮影サンプル
カラーモードを使うと、それぞれ独特な発色の写真を撮ることができる。まさにポラロイド風な発色で効果がはっきりとわかるのがなかなか良い。
ビンテージカラー1はSX-70風の色あせた発色で、黄色かぶりとシアンかぶりを起こした感じ。ビンテージカラー2では全体に色の浅い感じになる。モノクロ1はコントラストが高く、2は低い。