ストレージ性能比較
次に、体感速度を左右するストレージ性能を比較した。使用したベンチマークテストは、定番のストレージベンチマークプログラム「CrystalDiskMark 3.0.1」である。
結果はなかなか興味深いものになった。HDD搭載のAspire S3が遅いのは当然だが、SSD搭載の3製品も速度には大きな差が出ている。シーケンシャルリード速度の1位はUX21Eで、455.3MB/秒と非常に高速だ。2位はU300sの244.9MB/秒で、R631の178.1MB/秒が続く。
一方、シーケンシャルライト速度の1位はU300sの154.2MB/秒で、2位がUX21Eの131.1MB/秒である。特にUX21Eのシーケンシャルリードの速さが目をひく。UX21Eは、SATA 3.0対応SSDの採用がセールスポイントとして謳われているのだが、それ以外の機種はSATA 2.0対応SSD(またはHDD)を搭載していると思われる。
なお、デバイスマネージャーで試用機の搭載ストレージを調べたところ、R631は「TOSHIBA THNSNB128GMCJ」、UX21Eが「ADATA XM11 128GB」、U300sが「JMicron 616 SSD」、Aspire S3が「Hitachi HTS543232A7A384」であった。
ウェブブラウザー速度比較
最後に、ウェブブラウザー(Internet Explorer 9)でのJavaScript処理速度を比較してみた。使用したベンチマークテストは「SunSpider」である。
こちらもPCMark 7のPCMark scoreと同じような結果で、Core i7を搭載したUX21EとU300sがほぼ互角でトップ。次がCore i5を搭載したR631で、Core i3搭載のAspire S3という順になった。おおむねCPU性能がストレートに反映されたようだ。
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