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各社から出揃った第1世代Ultrabookを徹底比較! 第1回

ノートPCの新スタンダード Ultrabook 4製品をチェック

2011年11月28日 12時00分更新

文● 石井英男

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11.6型とCore i7搭載でコンパクトでも高性能
ASUS ZENBOOK UX21E

ZENBOOK UX21E-KX128

 ASUTeKから登場したUltrabook「ZENBOOK」シリーズは、液晶ディスプレーサイズとストレージ容量の違いによって、全部で4モデルが用意されている。ここで紹介する「UX21E-KX128」は11.6型液晶ディスプレーを搭載し、他の13.3型液晶ディスプレー搭載Ultrabookに比べて、コンパクトで軽いことが魅力だ。

 本体のサイズは幅299×奥行き196.8×高さ3~17mmと、最薄部が非常に薄いくさび型ボディーを採用。サイズが小さい分、重さも約1.1kgと軽い。ボディーは1枚のアルミ板から削り出されたユニボディーを採用しており、同心円状のメタリックスピン仕上げもスタイリッシュだ。

UX21Eの上面。1枚のアルミ板から削り出されたユニボディーを採用。天板には同心円状のメタルスピン仕上げが採用されている

手前側が薄く奥側が厚いくさび型の形状

天板とは色違いなUX21Eの底面。アルミのヘアライン加工が美しい

 CPUにはCore i7-2677M(1.8GHz)を搭載。Ultrabookに搭載されている超低電圧版CPUの中でも、特に高い性能を誇る。メモリーは4GBで、増設はできない。ストレージには128GB SSDを搭載する。液晶ディスプレーは11.6型で、解像度は1366×768ドット。光沢タイプの液晶ディスプレーなので、鮮やかだが外光はやや映り込みやすい。

 キーボードは、アイソレーションタイプの全87キー(電源ボタンも含む)。キーピッチは19mmだが、右側の「¥」キーはやや横幅が狭くなっている。タッチパッドはガラス製で、クリックボタンと一体化したタイプだ。

キーボードは全87キー。タッチパッドはボタンと一体化したタイプだ

 インターフェースも充実しており、USB 3.0と2.0がひとつずつ、micro HDMI出力のほか、独自形状のmini VGA端子も備えている。mini VGA端子は付属のアダプターを利用することで、D-Sub15ピンのアナログRGB出力に変換できる。USB Ethernetアダプターも付属しており、USBポートに接続して有線LANの利用が可能だ。さらに、本体を収納するスリーブケースも付属している。

mini VGAアダプター(左)とUSB Ethernetアダプターが付属

ZENBOOKの付属品一式。本体を収納できるスリーブケースや、アダプター類を収納するケースも付属する

 無線通信機能としては、IEEE 802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0をサポートする。サウンドにもこだわっており、高級オーディオメーカーのBang & Olufsen ICEpowerと共同開発したステレオスピーカーを搭載する。

UX21Eの前面。手前側が薄く、シャープな印象を受ける

UX21Eの背面。背面にはコネクター類はない

左側面にはmini VGA端子、USB 2.0、ヘッドホン出力を用意

右側面にはmicro HDMI出力とUSB 3.0が用意されている

 本体サイズが小さいため、公称バッテリー駆動時間は約5.5時間と、やや短めだ。ACアダプターはプラグと一体化したコンパクトなもので、使わないときにはプラグ部分を折りたためるので携帯に便利だ。

ACアダプターはプラグと一体化しておりコンパクト。側面にはWindows 7のライセンスシールが貼られている

 UX21E-KX128の価格は9万9800円と、SSD搭載のわりには安価である。11.6型液晶ディスプレーによりコンパクトで軽いため、携帯性を最重視する人にお勧めしたい。

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