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いま旬のビジネスPC 第39回

傷が付きにくいボディーに、Sandy Bridgeを搭載

堅牢性に自信あり! 「HP EliteBook 2560p」

2011年11月30日 09時00分更新

文● 石井英男

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USB出力を備えたACアダプターを採用

 バッテリーは3セルと6セルの大容量バッテリーが用意されており、公称駆動時間はそれぞれ約4時間と約8.3時間となっている。今回の試用機は3セルバッテリーが装着されていたが、実際にBBenchを利用してバッテリー駆動時間をテストしたところ、無線LAN常時オンで3時間43分という結果になった(電源プランは「バランス」、輝度は中にして、10秒ごとにキー入力、1分ごとにWebアクセスを行う設定で計測)。モバイルノートPCとしてはやや短いが、大容量バッテリーを利用すれば2倍以上は持つことになるので、出張時などにも十分であろう。

試用機のバッテリーは3セルで、11.1V/31Whという仕様である。6セルの大容量バッテリーも用意されている

ACアダプターはスリムでDCケーブルの着脱も可能なので持ち運びしやすい。USB出力も備えており、USB充電に対応した機器を同時に充電できるのも便利だ

 パワーマネージメントユーティリティ「HP Power Assistant」では、細かなパワーマネージメント設定が可能で、現在の消費電力をリアルタイムに知ることができる。ACアダプターはスリムで、DCケーブルも着脱できるようになっているため、携帯しやすい。また、USB出力も備えており、USB充電に対応した機器を同時に充電できるのも便利だ。

パワーマネージメントユーティリティ「HP Power Assistant」では、現在の消費電力をリアルタイムに知ることができる

通常電圧版Core i搭載で高いパフォーマンスを実現

 参考のために、いくつかベンチマークテストを行ってみた。前述したように、試用機のCPUは現在BTOで選択できるものとは異なっているので、参考程度にしてほしい。また、OSは、32bit版と64bit版の選択が可能だが、試用機のOSはWindows 7 Professional 32bit版であった。

 ベンチマークテストの結果は、以下の通りであり、モバイルノートPCとしては高いパフォーマンスを持っているといえる。また、Windowsエクスペリエンスインデックスを計測したところ、プロセッサーが7.1、メモリが7.1、グラフィックスが4.7、ゲーム用グラフィックスが6.2、プライマリハードディスクが5.9となり、こちらも優秀な結果だ。

HP EliteBook 2560p
CPU Core i5-2520M(2.5GHz)
メモリー 4GB
GPU CPU内蔵
PCMark 7
PCMark score 2185
Lightweight score 1855
Productivity score 1389
Creativity score 4113
Entertainment score 2107
Computation score 8472
System storage score 1467
PCMark Vantage 32bit
PCMark Score 6323
Memories Score 3967
TV and Movies Score 4056
Gaming Score 3895
Music Score 7146
Communications Score 9404
Productivity Score 5342
HDD Score 4026
Bbench結果
3時間43分

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア。プロセッサやメモリのスコアは7を超えており、基本性能が高いことがわかる

ヘビーに持ち歩くビジネスユーザーに最適

 HP Elitebook 2560pは、基本性能や拡張性が優れているだけでなく、堅牢性が高いことが魅力であり、法人向けモバイルノートPCとしての完成度は非常に高い。

セキュリティ機能も充実しており、BTOメニューも充実しているので、出張や営業などでノートPCを持ち歩く機会の多いビジネスユーザーには最適なマシンといえるだろう。

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