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10Mbps前後のスピードも軽く出る

今日発売のXiスマホを早速チェック エリア内なら超速い!

2011年11月24日 21時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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Xiのスピードを活かせる
GALAXYシリーズならではの高い完成度を持った端末

 一方、GALAXY S II LTEについては、Xiの速度を活かせるだけのしっかりした足回りを持った端末という印象を持った。画面解像度こそ480×800ドットと標準的だが、そのぶん1.5GHz動作のデュアルコアCPU(クアルコム「Snapdragon APQ8060」)との組み合わせではとにかく余裕たっぷりで、すべてがサクサク動作。またRAMが1GB、ROMが16GBとこちらも大きいので、アプリもたっぷりインストールして楽しめそうだ。バッテリーも1850mAhと大容量である。

左がGALAXY S II LTEで、右がGALAXY S II。見た目は若干違うが、背面はどちらもプラスチックの光沢系

バッテリーは1850mAh。バッテリー消費が激しいXiスマホだけにこのサイズはうれしい

側面から見たところ。上がGALAXY S IIで、下がGALAXY S II LTE。サイズは若干異なるが、やはりよく似ている

LTEと3Gは自動設定で、どちらかだけに接続することはできないようだ。またテザリングには標準で対応している

ストレージとRAMは十分に用意されている

Xiのエリアは今後のさらなる充実に期待!

 気になるのはやはりXiのエリアについて。Xiのエリアは、ドコモのサイトに詳しいが、現時点では都市部を中心に限定的。なお、今後の目標としては、2011年度末で県庁所在地を中心に約25%、2012年度末で約60%、2013年度末で約80%、2014年度末で約98%という数値が挙げられている。

ドコモの資料から。人口カバー率で98%に達するのは2014年度の予定

 すでにエリア化されている都心部についても面の広がりはあっても、密度的にはまだまだという印象だ。たとえば、アスキー・メディアワークスが入っているビルの場合、1Fでは快適にXiが利用できるのに、11Fの編集部があるフロアではXiでは接続できない。徒歩や電車で移動していても、常にXiで通信しているわけではない。

現時点ではやはり人口密集地が中心。とはいえ、都市部でも結構抜けがある

 Xi対応のスマートフォンは3G(FOMA網)による通信にも対応しており、Xiが利用できない地域では自動的に3Gで通信を行なう(逆にXiで通信可能になると、自動的にXiに切り替わる)。つまり、通信可能なエリア自体は非常に広く、Xiのエリアの狭さがゆえに困るという事態はあまり発生しない。しかし、Xiでの通信が大変快適なだけに、3Gでは大きな落差を感じてしまう。最終的にはやっぱり“エリアが重要”という結論になってきそうだ。

データ通信中のアイコンでLTEか3G(「H」は「HSDPA」での接続の意味)のどちらで接続しているかすぐにわかる

 とはいえ、エリアは今後確実に充実するはずなので、現時点での結論にとらわれずに、ASCII.jpでも継続してテストしていく予定だ。


NTTドコモの情報はこちら

「GALAXY S II LTE SC-03D」の主要スペック
メーカー サムスン電子
ディスプレー 4.5型有機EL(SUPER AMOLED Plus)
画面解像度 480×800ドット
サイズ 69×130×9.5mm(最厚部10.8mm)
重量 約130g
CPU Snapdragon APQ8060 1.5GHz
(デュアルコア)
OS Android 2.3.5
Xi対応
3G最大通信速度(下り/上り) 14Mbps/5.7Mbps
カメラ画素数 リア:約810万画素CMOS/イン:200万画素CMOS
バッテリー容量 1850mAh
テザリング
FeliCa ×
ワンセグ ×
赤外線 ×
防水 ×
Qi ×
miniUIM ×
連続待受時間 250時間(LTE)
連続通話時間 350分
カラバリ Dark Gray

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