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エントリーモデルでは物足りない人、拡張性にこだわりたい人に最適

BTOメニューで厳選カスタマイズ、「Endeavor TY5000S」

2011年11月28日 12時00分更新

文● 高橋 量

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Endeavor TY5000Sを
ビジネスやネット閲覧で使ってみた

 最近では、ビジネス向けPCでクアッドコアCPUを搭載しているモデルが増えてきている。Endeavor TY5000Sもそのひとつで、Sandy Bridge世代のクアッドコアCore i5/i7を搭載可能だ。

 ビジネスマシンにクアッドコアはオーバースペックでは? という意見もあるだろう。確かにWordで文章を入力するだけならデュアルコアでも十分だ。しかし、Excelで大量&高度な計算を行なうのであればコア数(あるいはスレッド数)が多いほうが有利だ。プレゼンテーション用資料として画像や動画を加工する機会があるのなら、やはりパワーのあるCPUを選んだほうがいい。何より、今後4コアから6コア、8コアへと移行するのは当然の流れである。将来性を考えるのなら、クアッドコアはこれからのビジネスPCに必要な条件のひとつだ。

 Endeavor TY5000Sは、基本構成からクアッドコアCPUに4GBメモリーを搭載と、基本性能が十分高い。現在の環境でどれくらい役に立つのか、実際にオフィススイートやネット閲覧を試してみた。

Endeavor TY5000Sのデスクトップ。余計なソフトはなく、シンプルな画面だ

 ビジネスソフトといえば、なんといってもMicrosoft Officeだ。そこで、「Microsoft Office Home and Business 2010」の試用版をインストールして使ってみた。まず感じるのは、各ソフトの起動が速い点。ソフトの単体起動はもちろん、WordとExcelを同時に起動しても、瞬時に画面が表示される。実際の仕事ではWordとExcel、またはPowerPointとExcelのように、複数のソフトを同時に使うことが多いだろう。そのような状況でも、ストレスなく作業できるのはうれしい。

 また、ファイルサイズの大きい文書を読み込むのも速い。大量の画像を組み込んだ文書でも、開くのに時間がかかってイライラするようなことがないのだ。また、大量の文書ファイルを読み込んでも処理が遅くならない。やはり、クアッドコアCPUと4GBメモリーの威力はスゴイ、といったところ。

検証のために「Office Home and Business 2010」の試用版をインストール。ファイルサイズの大きい文書を大量に読み込んでも、ストレスなく利用できる

 ネットの閲覧もまったく問題ないレベル。動画共有サイトでHD動画を再生しても、快適に楽しめる。タブを複数開いても処理が遅くならず快適だ。特にネットで調べ物をする際はタブをいくつも開くことが多く大量のメモリーを消費するが、4GBあればストレスなく閲覧できるだろう。

 実際の利用には、さらにセキュリティ対策ソフトやお気に入りのフリーソフトなどをインストールして使うことになるため、従来のビジネス向けとされるマシンでは重くなることが考えられる。しかし、Endeavor TY5000Sの基本構成であれば、十分快適に使えるだろう。仕事で使うからこそ、クアッドコアCPUや大容量メモリーが必要なのだ。

 また、手軽にデュアルディスプレー化できる点も見逃せない。映像出力用として用意されているアナログRGB端子とDVI端子を使ってふたつのディスプレーに接続し、Windows 7の解像度設定を行なうだけだ。

ディスプレーが2台あれば、とても簡単にデュアル化できる

 デュアルディスプレーにすると解像度が2倍になり、そのぶん画面に表示できる情報量が増える。たとえば、Excelをフルスクリーンで表示し、もう片方のディスプレーにWordとPowerPointの文書を表示する、といったことが可能だ。ウィンドーの切り替えや最小化といった手間が不要になるので、非常に快適に作業できる。

デュアルディスプレー環境における文書作成例。ExcelとWord、PowerPointの3本を同時に表示してもまだ余裕がある。ウィンドーの切り替えや最小化といった手間が減るだけでも作業効率が上がる

 デュアルディスプレーも、クアッドコアCPUや大容量メモリーと同じく、以前はパワーユーザー向けの機能と考えられていた。しかし、アプリケーションやユーザーが扱うデータが高度化するにつれ、一般的なビジネスレベルでもその利便性の高さが認識されつつある。仕事にスピードを求められる現在だからこそ、Endeavor TY5000Sのように迅速に処理できるマシンが必要なのだ。

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