谷口選手のドラマチックウィンに続いて、新生SBTが炸裂した2日目
敗北を知りたい! ミクZ4、特別戦でW優勝!
2011年11月17日 18時00分更新
まさかの大逆転勝利!
番場劇場にサーキット騒然!
イカちゃんは表彰台を目指してガライヤとデッドヒートを繰り広げていたものの、残念ながらオーバーテイクされ、さらに#62 レガシィB4にも抜かれてしまい、6位まで後退していた。また、エヴァ紫電は加藤選手の怒濤の追い上げで7位にまで上昇。イカ娘に迫っていた。
最終的に2位のハンコックポルシェに5秒以上の差を付けて、ミクZ4はゴールした。富士スプリントカップの両日を優勝で飾り、なんとトロフィー5個という偉業を成し遂げた。シーズンが終わったあとでも伝説を更新していくミクさん、さすがは天使だ。
賞金合計600万円をゲットし、その使い道を聞かれると谷口選手は「(薬指のリングを見せつけながら)扶養家族が増えたので貯めます」、番場選手は「扶養家族を増やしたいので貯めます」と答えていた。なお、同じく総合優勝を果たした#46 S Road MOLA GT-Rの柳田選手も「(今月3日に)結婚式を派手にやったので、貯金に回したい」と堅実な回答で、ロニー・クインタレッリ選手だけは「暖かい布団を買う」と生活感溢れる答えだった(笑)。
これまで番場選手は“速いけど肝心なところでやらかす”というイメージがついてしまっていたが、今回のレースでそれも払拭されたに違いない。現に谷口選手も「よくやった」と褒めていたし、チームからの信用も厚くなったようだ。最後の最後に漢・番場をファンのみんなに見せてくれた。レース後に番場選手がミクZ4から降りると、応援シートからは番場コールが起こったほど。これからも番場選手がわれわれを楽しませてくれることに期待したい。
紆余曲折、波瀾万丈だったミクGTプロジェクトの2011年シーズンはこうして最高の結果で終わった。初ポール、初優勝をセパンで成し遂げ、度重なる性能調整にも負けずに年間3勝もして、文句のつけようがない堂々のチャンピオンである。そのうえ、富士スプリントカップでは2レースともに優勝と、完璧すぎる勝利をモノにした。数々の夢が一気に叶ってしまった今シーズンだが、来期はまた新たな夢を見せてくれるだろう。
おめでとう、ミクZ4! ありがとう、ミクZ4!

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