このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

自宅/外出先で使いやすい性能、お手頃価格のCore i3/i5ノート

モバイルにも使えるスタイリッシュノート「Inspiron 13z」「Inspiron 14z」 (5/5)

2011年11月17日 12時00分更新

文● 高橋 量

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

マシンパワーはデスクノートと同レベル

 最後に、Inspiron 13zInsprion 14zのベンチマーク結果を紹介しよう。それぞれの試用機の主なスペックは以下のとおり。

Inspiron 13z試用機の主な仕様
CPU Intel Core i3-2330M(2.20GHz)
チップセット HM67 Express
メインメモリー 4GB
ストレージ 320GB HDD(毎分7200回転)
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)
OS Windows 7 Home Premium SP1(64bit)
Insprion 14z試用機の主な仕様
CPU Intel Core i3-2330M(2.20GHz)
チップセット HM67 Express
メインメモリー 4GB
ストレージ 320GB HDD(毎分5400回転)
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)

 なお、Insprion 14zについては、試用機のためCPUがCore i3-2330Mとなっており、販売されている製品はCore i5-2430Mを搭載している点に注意してほしい。Insprion 14zのベンチマーク結果は参考程度にとどめ、実際にはより高い性能となるものと考えていただきたい。

 では、まずはWindows7の快適さの指針となる「Windows エクスペリエンス インデックス」の結果からだ。

Inspiron 13zの「Windows エクスペリエンス インデックス」スコア

Inspiron 14zのスコア

 総合スコアは、Inspiron 13zが「4.7」、Insprion 14zは「4.8」と、近い結果となった。「グラフィックス」のサブスコアが原因であるが、CPU内蔵のIntel HD Graphics 3000が利用されているためで、妥当な数値だろう。

 「ゲーム用グラフィックス」については、「6.1」(Inspiron 13z)と「6.2」(Insprion 14z)と、好スコアが出ている。Insprion 14z製品版が搭載するCore i5-2430Mの場合、内蔵GPUの動作周波数が若干高いため、数値がもう少し高くなる可能性がある。

 CPUについては、Core i3-2330Mで「6.5」と、なかなかのレベルだ。全体的に見ても一般的なデスクノートにひけを取らない性能である。

 続いては、マシンの3D性能を測る「3DMark Vantage」とPCの総合的なパフォーマンスを計測する「PCMark Vantage」の結果だ。

 「3DMark Vantage」はパフォーマンスモードでの計測で「1518」(Inspiron 13z)、「1531」(Insprion 14z)という結果になった。軽めの3Dゲームや3Dを使わないゲームであれば快適にプレーできるだろう。Insprion 14zのほうがややスコアがいいのは、チップセットの影響かもしれない。

Inspiron 13zの「3DMark Vantage」(パフォーマンス)のベンチマーク結果

Inspiron 14zのベンチマーク結果

 「PCMark Vantage」については「5594」(Inspiron 13z)、「5004」(Insprion 14z)という結果。HDDの回転速度の差(Inspiron 13zが毎分7200回転、Insprion 14zは毎分5400回転)が出ているのだろう。もっとも、Insprion 14zが本来のCPUであるCore i5-2430Mを搭載していれば、スコアが逆転する可能性がある。

Inspiron 13zの「PCMark Vantage」(64bit)のベンチマーク結果

Inspiron 14zのベンチマーク結果

 「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第2弾【絆】」では、1360×768ドットのフルスクリーンモードで両モデルとも「1416」という結果だ。解像度を1280×720ドットに落としても「1565」(Inspiron 13z)、「1571」(Insprion 14z)という結果で、やはりほぼ同じ。最新の大作系3Dゲームで遊ぶには少々厳しいが、ブラウザーゲームをはじめ軽めのゲームであれば、問題なく遊べるだろう。

「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第2弾【絆】」のベンチマーク結果

安くて速くて持ち運びやすい
三拍子揃ったモバイルノート

 最近のノートPCというと、軽量&薄型なぶん値段が超高額、あるいは、安価だが大きめでデスクノートに近いタイプのどちらかに分かれる傾向がある。

 Inspiron 13zInsprion 14zはどうなのかというと、「性能」と「モバイル性」、そして「価格」の3つの要素でバランスの取れた、実用的に使えるマシンだ。持ち歩き用だからといってマシンパワーに妥協せず、価格もネットブック並み。しかもスタイリッシュで見た目もカッコイイと三拍子揃ったノートなのだ。

 ネットやゲームなどのエンターテインメントから、文書作成、外出先でのプレゼンなどのビジネスまで、普段使いのノートとして幅広く活躍してくれるだろう。

「Inspiron 13z」の主な仕様
製品名 デル「Inspiron 13z
CPU Intel Core i3-2330M(2.20GHz)、Core i5-2430M(2.40GHz)
チップセット HM67 Express
メインメモリー(最大) 4GB(4GB)
ストレージ 320GB HDD(回転速度7200rpm)、または128GB SSD
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)
ディスプレー(解像度) 13.3型 True-Life HD WLED液晶(1366×768ドット)
光学ドライブ
通信機能 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth v3.0+HS
インターフェース USB 3.0×2、USB 2.0×1(Powershare仕様)、HDMI 1.4、WiDiほか
カードスロット 8-in-1メディアカードリーダー(SD/SDHC/SDXC、メモリースティック/PRO、MMC/MMC+、xDピクチャーカード)
OS Windows 7 Home Premium SP1(64bit)
バッテリー持続時間 最大6.30時間(4セルバッテリー装着時)、最大10.24時間(6セルバッテリー装着時)
本体サイズ/重量 幅332×奥行き241.3×高さ22.2(最薄部)〜22.7(最厚部)mm/1.755kg
直販価格 4万9980円から(2011年11月14日現在、詳細はウェブサイトを参照)
「Insprion 14z」の仕様
製品名 デル「Insprion 14z
CPU Intel Core i5-2430M(2.40GHz)
チップセット HM67 Express
メインメモリー(最大) 4GB(4GB)
ストレージ 320/500/640GB HDD(毎分5400回転)
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)
ディスプレー(解像度) 14型 True-Life HD WLED液晶(1366×768ドット)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信機能 有線LAN(100BASE-TX)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 3.0+HS
インターフェース Mini DisplayPort、USB 3.0×2、USB 2.0×1(Powershare仕様)、HDMI 1.4、WiDiほか
カードスロット 3-in-1 メディアカードリーダー(SD、メモリースティック、MMC)
OS Windows 7 Home Premium SP1(64bit)
バッテリー持続時間 最大5.48時間(4セルバッテリー装着時)、最大8.57時間(6セルバッテリー装着時)
本体サイズ/重量 幅346×奥行き245.5×高さ23.35(最薄部)〜23.87(最厚部)mm/1.92kg
直販価格 5万9980円から(2011年11月14日現在、詳細はウェブサイトを参照)

前へ 1 2 3 4 5 次へ

ASCII.jpおすすめパック
製品ラインナップ
インテルバナー