自宅/外出先で使いやすい性能、お手頃価格のCore i3/i5ノート
モバイルにも使えるスタイリッシュノート「Inspiron 13z」「Inspiron 14z」 (2/5)
2011年11月17日 12時00分更新
高級感のあるボディーと使いやすいキーボード
まず目を引くのが、そのスタイリッシュな外観だ。Inspiron 13z、Insprion 14zともによく似た本体デザインで、ボディー部分にはヘアライン加工の施されたアルミ合金を採用。低価格ノートでありながら、高級感のある仕上がりだ。
用意されている本体カラーは、Inspiron 13zでダイヤモンドブラックとファイアレッド、ロータス・ピンクの3種類。一方のInsprion 14zは、ダイヤモンドブラックとファイアレッドのみ用意されている。
Inspiron 13zのほうがひと回りほどコンパクトだが、両モデルとも外観上の違いはほとんどない。違いは、Insprion 14zがDVDスーパーマルチドライブを搭載している点と、Inspiron 13zのみ天板が光沢仕上げになっている点。Inspiron 13zのほうがカラーバリエーションも多いことから、よりデザイン性を重視したためかもしれない。
Inspiron 13zとInsprion 14zのどちらも全体的に薄く、非常にスリムな印象を受ける。Insprion 14zは最厚部でも高さが23.87mmで、Inspiron 13zにいたっては22.7mmだ。最薄部との差も5mm程度しかなく、見た目もフラットに感じる。
Inspiron 13zの液晶ディスプレーは13.3型で、Insprion 14zは14型。両モデルともに光沢のあるグレア液晶だ。周囲の光の映り込みはあるものの、ディスプレーの角度を変えれば抑えられるのであまり問題はないだろう。ただし、視野角がそれほど広いわけではないので、かたむけ過ぎに注意しよう。
キーボードは両モデルとも、同じパーツが使われている。キー配列はテンキーなしの構成。いわゆるアイソレーションタイプで、個々のキーが独立しているために入力しやすく、また打ち間違いも少ない。ファンクションキーはやや小ぶりだが、そのほかのキーはしっかりとサイズが確保されている。実際に測ってみたところ、キーピッチは約19mmとフルサイズキーボード並みの大きさだ。キーストロークも2mm以上確保されているためしっかりとした手応えを感じることが可能で、押したのか押していないのか戸惑うようなことはない。
実際に使ってみて少し気になるのが、最右列に配置されたキーだ。一般的なノートではこれらのキーは用意されていないか、あってもテンキーの上部に配置されている。そのため、「Enter」キーのふたつ上が「Delete」キーであることが多い。一方、Inspiron 13zおよびInsprion 14zでは、その場所に「PrntScr」キーが割り当てられているため、使い始めのうちはは少々戸惑うかもしれない。ただ、あくまでも慣れの問題なので、使い続ければ解決するだろう。
キーボード右上には、3つのコントロールキーが配置されている。ワンクリックで機能を呼び出せるので、ぜひ活用したい。