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記録型はBD-RとBD-REの2種類、片面2層なら50GB

Blu-ray Disc™に対応した、メディアの基本を知る

2011年11月14日 17時58分更新

文● 柳谷智宣

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ひと口にBlu-ray Disc™といっても、いくつかの種類がある

 Blu-ray Disc™は、大容量化するデータを保存できるように開発された光ディスクのこと。Blu-ray Disc™メディアは大きく3種類に分類されている。映画などの映像タイトルを収録する読み出し専用の「BD-ROM」、データを1度だけ書き込める「BD-R」、何度も書き換えできる「BD-RE」である。

 Blu-ray Disc™の最大の特徴はなんといっても、たくさんのデータを記録できる大容量。現在市販されているものでは、記録層が1層しかないBD-RやBD-REの場合で25GB、DL(Dual Layer/デュアルレイヤー)などと略される、2層メディアなら50GBもの容量を持っている。

 記録型のDVDは1層で4.7GB、2層で8.5GBなので、それぞれ5倍以上の容量アップとなる。さらに、2010年6月にはBDXL™という新規格が登場し、3層で100GB、4層で128GBという大容量を実現した。

 Blu-ray Disc™は、地上デジタル放送やBSデジタル放送など、ハイビジョンのテレビ番組を保存するためのメディアとだけ考えられがちだが、これだけの大容量は色々な用途に活かせる。

 例えば、1000万画素以上に高画素化したデジタルカメラの写真をアーカイブするといった用途や、過去にビデオデッキで録画したテレビドラマ1クール分を、デジタル化し直して、1枚のBD-RやBD-REに収めるといった使い方だ。

 従来は、何枚ものCDやDVDメディアに記録し、再生する度にディスクを入れ替えていたが、Blu-ray Disc™はそんな手間からも開放してくれるのだ。

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