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Apple Geeks 第62回

Googleキラー、WolframAlphaが支えるiPhone 4S「Siri」

2011年11月11日 12時00分更新

文● 海上忍

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「Siri」で「WolframAlpha」を使う

 現在のところiPhone 4Sでのみ利用できる「Siri」は、WolframAlphaを利用した検索に対応している。すべてを試したわけではないが、WolframAlphaのサイトで例として示されている検索語を話しかければ、SiriはWolframAlphaで情報を調べてくれる。

iPhone 4Sの「Siri」は、WolframAlphaを利用した検索に対応している

 たとえば、Siriの起動直後に「i」ボタンをタップすると表示される用例紹介には、次の日蝕について調べるよう依頼する「When is the next solar eclipse?」が掲載されているが、これはWolframAlphaのウェブサイトにあるとおり「next solar eclipse」でかまわない。どちらで話しかけても、次回の日蝕のスケジュールを表示してくれた。

 数学関連の処理についても同様で、十進数を二進数に変換するには「99 to binary」で足りた。100桁の円周率も、「Pi to 100 digits」と話しかけると表示された。ただ、二次関数のグラフを描いてもらおうと、「x^2」(X to the second)から始まる数式を話しかけたが、Siriには認識されなかった。

十進数の二進数変換は、数値のあとに「to binary」を添えて話しかけるだけでOK

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