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「SMB向けUTMだけ」というのは過去のイメージ?

ウォッチガードのUTMがエンタープライズでも人気な理由

2011年11月14日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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SMBや中小企業向けにUTMなどのセキュリティアプライアンスを展開しているウォッチガード・テクノロジーだが、最近エンタープライズ市場でも実績を上げているという。米ウォッチガード マーケティング担当副社長 エリック・アーレスタッド(Eric Aarrestad)氏に最新動向を聞いた。

増えるファイアウォールのリプレイス案件

 ウォッチガードテクノロジーといえば、SMB向けのUTMベンダーとしてのそろそろ認知されてきたところだが、最近ではエンタープライズ向けのUTMもリリースしている。前年比66%増という記録的な成長をグローバルで遂げた2011年の第3四半期は、このエンタープライズ向けの製品が売り上げ増に大きく貢献しているようだ。

米ウォッチガード マーケティング担当副社長 エリック・アーレスタッド(Eric Aarrestad)氏

 アーレスタッド氏は、エンタープライズ市場のニーズを「今まで単機能のファイアウォールを使っていたエンタープライズのユーザーが、次々とUTMにリプレイスしている。パフォーマンスを向上させたいというニーズもあるが、集中化やフラット化を行ないたいという声も多い。複雑なセキュリティポリシーを、異なるベンダーの製品で運用するのは難しいからだ」と説明する。これに対して、ウォッチガードは高いパフォーマンス、低廉なコスト、クラウドベースのレピュテーションの導入などでそのニーズに応えているという。

 さらにエンタープライズでの売り上げを向上させるべく、ハイエンドUTMである「XTM 2050」を新たに投入する。20Gbpsのファイアウォールを誇るエンタープライズやMSSP(Managed Security Service Provider)向け製品で、競合製品に比べて低価格なのが大きな魅力だという。今後、鍵になるのはNGFW(Next Generation Firewall)で、「IPSやアプリケーションコントロールによる可視化や詳細な制御が今後は重要になってくる」(アーレスタッド氏)と話す。

モバイル端末や仮想アプライアンスにも対応

 最新技術にもいち早く対応している。「モバイル端末に関してはiOS端末によるIPsec/SSLによるリモートアクセスに対応し、Android向けにL2TPもサポートする予定だ。リモートデスクトップや社内システムを安全に利用できる」(アーレスタッド氏)。また、アクセラレーションやHAなどハードウェアに依存した機能以外をフルで利用できる仮想アプライアンスも提供される予定。小規模から大規模まで4レベルのライセンスが用意されるほか、トライアル版も提供される。

 昨今は特定のユーザーを狙った標的型攻撃が大きな問題となっているが、アーレスタッド氏は、「もともとUTMはWebやメールなど複合型の攻撃に強いセキュリティ製品だ。弊社が提供するクラウドベースのレピュテーションである「RED」を用いることで、よりリアルタイムに攻撃を防ぐことが可能になる」と説明する。

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