Windows機ならではの合体機構! 拡張して強化せよ
もちろん携帯性の高さにはキーボードレスという要素が大きいのだが、パソコンからキーボードを外すことは“マイナス要因”ではなく、“プラス要因”にもなる、という点は強調しておきたい。
簡単に言えば、“利用スタイルの自由度”が大いに上がるのだ。もっと具体的に説明すると、ノートパソコンを快適に利用するために「ない」とどうしようもならない「机や椅子」が不要ということ。
タブレットの形態であれば、移動中の電車などで、立ったままメールやウェブサイトのチェックをしたい、あるいはごろりと寝転がって、頭上に掲げた画面を見たい……といった用途にも気軽に対応できるのである。
一方でパソコンなんだからキーボード要るだろうという声には、Windows 7では“Windowsタッチ”など、マルチタッチ関連の機能が大きく強化されているよと答えたい。指先だけでも結構快適に操作できてしまうし、ソフトキーボードなど文字入力用のUIも持っている。検索やURLのためにちょっとした文字を入力したい場合でも、テキストが打てなくて困るといった心配はとりあえずない。
もちろんスレートPCであれば、普通のパソコンと同じ使い方もできる。自宅や会社のデスクでは、USBでキーボード/マウスを接続して、じっくりと長文のメールやOffice文書の編集に取り組むことも可能だし、USB HDDや光学式ドライブ、プリンターといった周辺機器の利用もできる。
さらにLaVie Touchは、ドッキング機構を持ち、付属のマルチステーションや無線キーボード/マウスと接続して使える。この合体システムによる、機能拡張が数あるスレートPCとLaVie Touchを分ける差別化ポイントと言えそうだ。