まさかの結末が電アスレース部を襲った!
カート初体験のオカモトは、ほかの人の迷惑にならないようにと、アウトインアウトならぬ、アウトアウトアウトでコースの外側を走っていた。本人が言うには「実際にカートをやるまでは、自分にはF1に乗れる才能があると思っていた」とのこと。その幻想を粉々に打ち砕かれたしまったようだ。それでも、初めてにしては安定して走っていた。
レースも1時間を過ぎた頃、電アスレース部に異変が起きる。全員顔が真っ青になってしまったのだ。筆者とオカモトは明け方まで仕事をしていたし、ニッシーにいたっては買ったばかりのマリオの新作で徹夜をしていたというから話にならない。そこに、3人だけなので周回数が多いということも響いた。
なんとか午前は走り終えたが、午後の2時間を走れる気がしない。オカモトとニッシーは「吐きそう。ヤベエ、吐きそう」と繰り返している。筆者も普段より疲労感があるし、すでに両腕がパンパン。昼ご飯も喉を通らないというニッシーが、カートの誘いを蹴った「神楽坂iPhoneクラブ」の総帥・カリーさんのマスクに恨みをぶつけていると、当のカリーさんから「仕事やるから今すぐ会社に来い」と帰還命令が! ニッシーひとりでは帰れないし、2人ではさすがに午後の2時間を走りきる体力はないので、泣く泣く棄権することに……。
こうして、いつにも増してグダグダだった電アスレース部は、初のリタイヤという結果に終わった。まあ、午前中終了の段階ですでにブービーだったが。この悔しさは12月3日に開催予定のニコニコバンバンカップ特別戦で晴らしたいと思う。しかし、もう3人では絶対に参加しないと心に誓った秋の昼下がりであった。