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モバイル回線として使えるのはどっち?

下関から東京まで鈍行に乗って、WiMAXとイーモバをガチ実測

2011年11月09日 22時50分更新

文● 伊藤 真広

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岡山~兵庫間は電波難地域だった!
2日目「岡山~熱海」

2日目は、岡山駅を朝8時30分に出発し、大阪府、愛知県、静岡県などを通過して、一気に関東の玄関口となる熱海市を目指す。移動距離は、1日目の355kmからぐっと伸びて623kmだ。
 計測ポイントは、100kmごとの寒河駅(岡山県備前市)、灘駅、野洲駅(滋賀県野洲市)、尾張一宮駅(愛知県一宮市)、新所原駅(静岡県湖西市)、静岡駅の6ヵ所に加えて、大阪駅、名古屋駅の2大都市。そして乗り換えの時間に余裕がある姫路駅と大垣駅(岐阜県大垣市)を加えた合計10ヵ所を予定で岡山駅を出発した。

 がっ! スタート早々に思わぬトラブルが発生した。第1計測ポイントの寒河駅が近づくにつれて、イー・モバイル、WiMAXともに電波が弱くなり、寒河駅に到着するころには2台ともに圏外。その後、人家が集中するエリアではWiMAXが微弱ながら電波をつかむものの、走行する列車ではすぐに圏外になり、計測はできず。ようやく2つの端末が電波を安定してつかむことができたのは、赤穂線の終着点の播州赤穂駅(兵庫県赤穂市)だった。
 寒河駅で計測できなかった分を同駅で計測し、再び路線を山陽本線に戻して、兵庫県の灘駅を目指して出発した。その後も、一部電波が安定しない場所はあったものの、大阪駅、名古屋駅を通過して、2日目の目的である熱海には22時過ぎに到着した。

※計測結果は画像左がイー・モバイルのGP02、画像右がWiMAXのU8000となっています。

岡山駅からは赤穂線を使って、山側を通る山陽本線ではなく、瀬戸内海沿いに走る赤穂線をチョイスした。途中の駅で見つけた赤穂線を利用する会の看板……。宣言するなら電波の誘致をすることも大事だと筆者は思うぞ!

途中駅で、連結の切り離しを行なっていたのでじっくり見学させてもらった

圏外のイー・モバイルと、微弱ながら電波をつかむWIMAX。見切れているが筆者のiPhoneも圏外になったが、ドコモの携帯はしっかり3本アンテナが立っていた。やはりドコモは最強なのか?

「播州赤穂駅での計測結果」

播州赤穂駅では、イー・モバイルが先ほどまでの圏外の状態が嘘だったんじゃないかと目を疑いたくなる、下り5Mbps超えをマーク。対するWiMAXは上り下りともに1Mbps以下と低調な結果に

姫路駅に到着。乗り換えに5分ほど時間があったのでホーム上で計測を行ないつつ、ホームのそば屋“えきそば”を見ると“まねきそば”という謎のそばが。カップラーメンも売っていたのだが、さすがに食べる時間はないので断念した。次回、姫路を来訪した際には食べてみたい

「姫路駅での計測結果」

姫路駅では、播州赤穂の結果の真逆となるWiMAXの圧勝。高速通信の名に恥じぬ見事な数値をたたき出す

「灘駅での計測結果」

1分の停車時間しかなったため、2回ずつしか計測できなかった灘駅。電波の強さはさすがに神戸市内中心部の近くということもあり、快調。速度も2端末ともに1Mbpsを凌駕した。この灘駅でも姫路駅同様に、WiMAXは下りの速度を上りが上回るという結果となった

西の都の大阪駅に到着。計測は、大阪駅前の交差点で実施

「大阪駅での計測結果」

さすが大都市! 灘駅での計測結果をそのまま引き継いだような見事な数字をたたき出した。この数字なら、普段使いとしても十分といえるだろう

大阪駅に到着したのが昼前後ということで、大阪在住の友人を呼び出し、おいしいラーメン屋に連れていってもらった。天下一品をさらにこってりとさせた味わいで、鳥ダシ好きなら気に入ること間違いないであろう、大阪環状線福島駅のラーメン“人生JET”。オススメである

昼食も取り、懐かしい友人との再会を果たした後は、再び大阪駅へ。リニューアルした大阪駅の二重天井を見つつ、再び列車に揺られて、次なる計測の地となる琵琶湖のほとりの野洲駅を目指す

「野洲駅での計測結果」

野洲駅での計測の結果は、WiMAXが下り、上りともに3.5Mbpsを超える安定した数値で圧勝。イー・モバイルも下り2Mbps、上りも1Mbpsと十分に実用的な数値となっていた

青春18切符で旅をする人にとって、思い入れの強いムーンライトながらの終着駅である大垣駅に到着。東京からの距離が410kmに位置する。すなわち、今回の1000kmを越える旅の半分以上をすでに進んだということだ。この時点で私の腰が悲鳴を上げていたことは言うまでもない

「大垣駅での計測結果」

大垣駅では乗り換えの時間が10分以上あったので、ゆっくりとプラットホームで計測。その結果は、イー・モバイルが下り5.9Mbps、上り1.2Mpbs、WiMAXが下り7.00Mbps、上り3.0Mbpsという、今回の計測の旅の中で最も速い速度を記録した。大垣駅恐るべし!

「尾張一宮駅での計測結果」

大垣駅から豊橋行きの列車に揺られて、名古屋へ。名古屋駅の程近く、尾張一宮駅で速度を計測したところ、WiMAXは上下ともに安定した速度が出ていたが、イー・モバイルは下りが510kbpsと先ほどまでの1Mbps前後の速度から見ると少々物足りない速度となっていた

中日ドラゴンズの優勝で沸き返る名古屋駅に到着。夕暮れが近づく名古屋の計測地点は、待ち合わせスポットとして全国的に有名なナナちゃんの下をチョイスしてみた

「名古屋駅での計測結果」

名古屋での計測の結果は、イー・モバイルが下りでWiMAXを凌駕するも、上りでは2Mbps以上をマークしたWiMAXがイー・モバイルを圧倒する形となった

「新所原駅での計測結果」

名古屋では、ノートPCの充電のために1時間ほど休憩を取ることに。座りが続いており体が悲鳴を上げていたので、クイックマッサージをネットで検索。事情を話して、マッサージの最中にPCと端末をそれぞれ充電させてもらい、名古屋駅を出発。浜名湖近くの新所原駅で計測の結果は、WiMAXがイー・モバイルを上り、下りともにダブルスコアで負かす結果となった

浜松駅で電車を乗り換え。ここまでの対面座席型のシートから、見慣れた横座り型の列車に

「静岡駅での計測結果」

この日の最後のチェックポイントは静岡県の県庁である静岡駅。最終列車への乗り換え時間が5分程度しかなかったため、プラットホームではなく、列車の中で測定を実施。結果は、イー・モバイルが上下ともにWiMAXを圧倒する形となった

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