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モバイル回線として使えるのはどっち?

下関から東京まで鈍行に乗って、WiMAXとイーモバをガチ実測

2011年11月09日 22時50分更新

文● 伊藤 真広

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道中の安全を祈って、ちょっぴり豪華なふくうどんに舌鼓
1日目「新下関~岡山」

 小月航空基地で取材を終えた私は16時過ぎに新下関駅に戻り、駅の中にある立ち食いそば屋で、これからの安全を祈願してご当地名物の“ふくうどん”(フグの天ぷらが乗ったうどん)をちょっと遅めの昼食として取った。腹を満たしたところで、今日の旅程を考えるため、みどりの窓口に備え付けの時刻表とにらめっこを開始した。

 休日ダイヤということも関係しているのか、電車の本数が少なめ。私の希望では、今日のうちに近畿地方に足を伸ばしておきたいのだが、この後にやってくる17時4分に新下関駅を出る山陽本線に乗車しても、0時12分に岡山駅着が精一杯であることが発覚した。時間も少ないということで、新下関駅のプラットホームで計測を行ない、山陽本線に乗車した。

 本日の移動距離はジョルダンの乗り換え案内によると355.8km。17時04分に新下関駅(山口県下関市)を出る岩国行きに乗車、19時52分に岩国駅(山口県岩国市)に到着。20時ちょうどに同駅を出る糸崎行きに乗車し、22時12分に糸崎駅(広島県三原市)に到着。30分弱の乗り換え待ちがあった後、22時40分に同駅を出発する岡山行に乗車して、0時12分に岡山駅に到着となる。
 今日の計測ポイントは、100kmごとの計測が福川駅(山口県周南市)、海田市駅(広島県安芸郡海田町)、東福山駅(広島県福山市)の3ヵ所と、宿泊地の岡山駅前を加えた合計4ヵ所だ。

新下関駅構内の巨大なふく鍋のモニュメントは、改札から少々離れ場所にあるため、ひっそり。もっと目立つ場所に設置すればいいのに……

こちらがその「ふくうどん」。かまぼこが河豚の形をしているのがポイントだ

「新下関駅での計測結果」

新下関駅での計測の結果は、下り、上りともに速度の差はほとんどみられず

車内での計測は窓際に端末を置いて計測。停車時間が短い駅では、3回の計測が間に合わない可能性があったため、計測回数を2回に減らすなど、できるだけ停車している間に計測できるように心がけた

第2チェックポイントの福川駅についた頃には、日もすっかり暮れて、窓の外はまっくら

「福川駅での計測結果」

福川駅ではWiMAXの電波強度が弱く、速度は1Mbps以下と速度も振るわず。イー・モバイルは下りこそ1Mbps以上出ていたが、上りの速度は220kbpsとかなり低速に

「海田市駅での計測結果」

鈍行の旅の難所と呼ばれる山口県を6時間近い時間をかけて抜け出し、広島県で初の計測。海田市駅では少し時間があったので下車して計測。広島市に近いこともあってか、WiMAXが圧倒的な速度でイー・モバイルを突き放した

「東福川駅での計測結果」

広島のお好み焼きに思いを馳せつつも、岡山行きは最終電車の乗り継ぎということで、第3計測ポイントの東福川駅。これまで電波強度に問題がなければ、上りでイー・モバイルを圧倒していたWiMAX。ここでも下りは5.5Mbpsと快適な数字だったが、上りで1.0Mbpsとイー・モバイルに0.5Mbpsの溝を空けられる結果に

1日目の宿泊地である岡山駅には0時12分に到着。それなりの大都市のはずなのだが、さすがに0時を回っているため、駅前もひっそり。ラーメン屋で遅い夕食を済ませて2日目へ

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