先日の海上自衛自衛隊小月航空基地で開催された官民共催のコスプレイベント「コスプレピクニックon小月航空基地祭」の記事は、お楽しみいただけただろうか?
この企画をASCII.jpの支配者であるミワにお伺いを立てたところ「面白そうだから行ってきなよ。交通費も持つからさ」と、これまで幾多の企画を闇に葬ってきたラスボスとは思えぬほど、あまりにあっさりと了承を得ることができた。しかし、この小月航空基地の取材が終わった後に、地獄のような、いや地獄の日々が待っていることを、この時の私はまだ知るよしもなかった。
10月23日が近づき、イベント団体や海上自衛隊に取材申請の手続きも終え、あとは移動手段を確保するだけとなり、交通費などの相談をするため編集部を訪れたとき、ミワから、恐るべき計画が私へと伝えられたのだ。
「飛行機で福岡か北九州で入るのが、新幹線で移動するより値段は安いよね。どの便でいくかは任せるからできるだけ安くね。で、帰りなんだけど、これ使って23日から一週間有効だから」と、笑顔で私に手渡されたのは、“新下関~東京”の乗車券。
「ボス、特急券がないであります」とお伺いを立てたところ「そんなもの、ASCII.jpの精兵たちには必要ない。このイー・モバイルのGP02とWiMAXのU8000を貸し与えるので、新下関から100kmごとに速度対決してきたまえ。途中で、好きなだけ途中下車していいから。イヤー、楽しそうだな。土地土地の美味しいもの、観光地めぐり放題。羨ましい!!」と、地獄への宣告がされたのであった。
雨の福岡から計測開始!
ミワの策略に見事に嵌められた私は、23日が早朝からの取材となるため、前日の22日に福岡空港へと降りたった。当初の予定では新下関から計測すれば問題なかったのだが、せっかく西の玄関口である博多駅にきたのだから、ここから計測をスタートすることにした。ちなみに博多駅からは、小月基地に一番近いレンタカー屋がある新下関駅に移動して、1泊。翌日は小月基地を取材して、一路鈍行で東京駅を目指して移動を開始するというもの。
到着した博多の町は、これからを考えると重くなる私の心を表したのか、小雨がぱらつく生憎の空模様。博多駅に到着した時点で20時を回っていたので、早々に駅前で測定を行ない、翌日以降の地獄の旅程を考えると、早々に休みを取らざるえないため、博多とんこつラーメンや中洲の屋台に後ろ髪を引かれながらも新下関駅に向かって移動を開始した。
※計測結果は画像左がイー・モバイルのGP02、画像右がWiMAXのU8000となっています。
ちなみに計測に使用するイー・モバイルのPocket WiFi GP02とUQ WiMAXのURoad-8000の通信スペックを簡単に紹介しよう。
Pocket WiFi GP02の最大通信速度は下り42Mbps/上り5.8Mbps。2200mAhのリチウムイオンポリマー充電池内蔵で、連続通信時間は約4.5時間。WiMAX U8000の最大通信速度は下り40Mbps/上り10Mbps。2300mAhリチウムイオン充電池内蔵で、連続通信時間は約9時間。
スペックを見るとほぼ同等のようにも感じるが、これから実際に計測する通信環境ではどうだろうか。
