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アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー 第16回

「あの花」の聖地・秩父でめんまたちの息吹を感じる

2011年11月10日 18時00分更新

文● 中村信博 ●写真/うえのふみお

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あの花の舞台に足を踏み入れる

 さて、予習はこれくらいにして本題に移ろう。筆者が秩父の町に入ったのは、龍勢祭の前日である10月8日の朝。まずは情報収集として、秩父に2つある鉄道の玄関口のひとつ、西武秩父駅へと立ち寄る。町の南にそびえる武甲山が山肌を削り取られた荒々しい山容で町を見下ろしており、駅前にはたくさんの登山客が待ち合わせにたたずんでいる。時刻はちょうどラッシュアワー、土曜日ながら東京に向かう多くのサラリーマンと、電車から降りてくる旅行者で駅前はとても混雑していた。

西武線を利用する人が毎日目にしているであろう、駅構内に貼りだされた「あの花」関連のポスターの数々。この町がいかに「あの花」を誇りに思っているかが、町に立ったその瞬間からわかるだろう

明日から始まる龍勢祭を記念して、西武鉄道では「あの花」記念切符をこの日から販売していた

西武秩父駅の駅前には観光情報館がある。街が配布している「あの花」巡礼マップもこちらで手に入れることができる。なお、秩父を巡るにはレンタサイクルが超便利。こちらではレンタサイクルの受付も行なっている

観光情報館には「あの花」コーナーもあって、劇中で登場したアイテムが展示されている

西武秩父駅の横にある、お土産屋さんが集まった仲見世通り。右を見ても左を見ても、どこもかしこも「あの花」キャラでいっぱいだ!

 今日は1日かけて、秩父市内に点在する「あの花」スポットを巡る予定を立てていた。秩父では町を挙げて「あの花」巡礼客を応援していて、自治体観光課が発行する地図のほか、地元のお土産物屋さんが作ったものなど複数の巡礼マップがある。それらはかなり詳細にスポットを追っていて、中には撮影方向なども記しているものだってあるくらいだ。今回は地元に敬意を表するということで、これらの地図を参考にエリア別にスポットを巡り、劇中のシーンとできる限り似たアングルで撮影してみようと思う。

西武秩父駅

西武秩父駅の駅舎。第8話、ゆきあつとつるこの帰宅途中の1シーンで登場。そのほか、駅舎内にもいくつか登場スポットがある

西武秩父駅から少し南に下ったところにある西武線のガードは、第2話でめんまが夜の町をさまよっていたところ。近くには、散歩中の飼い犬だけがめんまの存在に気付いた、あの交差点がある

秩父地方庁舎

秩父地方庁舎北交差点の近く、大型電気量販店前の通りを北に望む。ここは第3話で、「めんまを探そうの会」に向かうじんたんとめんまが通りがかった場所。特徴ある丸い装飾の建物がポイント。そして劇中では2人が歩いていった先に……

生前のめんまを意識させる白いワンピース姿のあなるが、交差点で信号待ちしていた。実はここ、先ほどの地点を先に進んだところではなく、背後に少し戻った場所。こういう現実と物語世界の相違点を見つけ出すのも面白い

このシーンの端っこに少しだけ出ていたラーメン屋さんは、店舗改装のため移転営業中とか。ここを訪れたファンのために、お店からこんなお知らせが置かれていた!

第9話、めんまの父が通勤のために車を停めていた駐車場は、秩父地方庁舎から東に入った先、秩父鉄道御花畑駅の近くにある。実際にはスーパーの駐車場だ

めんま父の駐車場写真に写っているパチンコ店の裏手に、小さな踏切がある。第2話で朝のジョギングをするゆきあつが通りがかった踏切だ

オープニング、ぽっぽがバイクで通りがかってるのは秩父第一病院の看板前。ちなみに、じんたんの母が入院していたのは秩父第一病院らしいが、登場スポットは敷地内にあるため立ち入りは控えよう

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