このページの本文へ

快適・速さ・安心 違いがわかるセキュリティーソフト特集 2012年版 第3回

軽さと速さで対決! セキュリティーソフト2012年度版

2011年11月09日 12時00分更新

文● 小林哲雄

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

起動時間の短いのはどれか?

 総合セキュリティーソフトはシステム起動時から動作する関係で、どうしても起動が遅くなる。今回は2つの方法で起動時間の増加をチェックしてみた。

 ひとつ目は、起動時にテストプログラムを走らせてCPU使用量をモニターして、一定以下の状況が一定時間続くとアイドル時になった、つまり起動完了と判断する方法だ。今回は5%以下が10秒ほど続くと終了と判断するようにした。

 ただし、この方法は時間ギリギリになってCPU利用率が上がると、終了と判断されないので、計測にかなりムラが出る。そのため、20回連続して測定し、低い方の値を平均(最短時間は除く)として計測してみた。

起動後、CPU使用率が下がるまでの時間(カッコ内は平均に利用したサンプル数)

 トータルプロテクション2012が30秒ほど他社よりも遅い、という結果になったが、一方で集計に使ったサンプル数が最も多く、起動時間が安定しているとも読み取れる。

 起動時間については、別の方法でもチェックしてみた。今回のテストマシンでは、電源ボタンを押してからWindowsが起動して、マウスカーソルの横の時計マークが消えるまでに大体65秒ほどかかる。そこで、起動80秒後にInternet Explorerを起動して、ウェブブラウザーのアドオンが表示されて使えるようになるまでの時間を計測してみた。

 計測は6回連続で行ない、最も時間のかかるものとかからなかったものを除いた4回を平均した。

IE上のセキュリティーソフトツールバーが利用可能になるまでの時間

 こちらのテストでは、ウイルスバスター2012が他社よりも30秒ほど遅い、という結果になった。どちらのテスト方法でも早かったのは、インターネットセキュリティ2012である。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン