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ゲームにアニメにPCに! FORIS FS2332の超解像がスゲェ!

2011年11月21日 12時00分更新

文● 藤山 哲人

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他のメディアがフィーチャーしないけど
ASCII.jp読者垂涎の機能も!

 さてSmart Resolutionにより、FORIS FS2332は文字と映像が混在するパソコン向けのコンテンツを表示するのに最適なディスプレーということが分かった。しかしASCII.jp読者にはディスプレーにゲーム機やBlu-rayをつないでアニメや映画を見るヒトも非常に多い(とくに筆者も含めてアニメね)。
 しかも一般的なゲーマーやアニメファンじゃなく、ヒエラルキーの高いユーザーなので映像に関しては、そこらの映像評論家もそこまで突っ込むか!? というほど、うるさいヒトたちだ(笑)。しかしFS2332は、一般のメディアではあまり語られないパワーユーザーも唸らせる性能を秘めている。

ゲーム向けガンマとコントラスト拡張機能

 まずゲームユーザーが重宝するのは、ゲーム向けのガンマ設定「Power Gamma」とコントラスト拡張機能だ。元々黒がクッキリ見えるFS2332だが、Power Gamma設定にすると、映像にメリハリが出て画面の端に隠されているアイテムなどが見やすくなったり、3DCGがより美しく見える。それだけでなく、ダンジョンなどに入ると画面が暗く見えづらくなるが、Power Gammaに設定していると、黒とグレーの階調がはっきりするので、暗闇の扉や通路、物陰に隠れる敵などがはっきり見えるようになるのだ。

ガンマ設定をPower1にすると、3Dゲームの映像にメリハリが付き立体感が増す。Power2にすると、暗闇のダンジョンの暗部を補正するので、スコアアップにもつながる

 さっそく、最新FPS「バトルフィールド3」の画面で、実際にPower Gammaの効果を検証してみたところ、効果のほどが実感できた。

ガンマ設定のPower1(写真左)とガンマ値2.2の通常(写真右)を比較。Power1では明暗の差がハッキリして陰影が際立つ
ガンマ設定のPower2(写真左)とガンマ値2.2の通常(写真右)を比較。Power2のほうが暗い部分が見やすい

 FPSはもちろん、アクションやスクロールゲームに有効なのが、遅延1フレーム以下という高速応答性と、オーバードライブと呼ばれる残像抑制機能だ。ボスキャラの弾幕をかいくぐるのは、それこそ1フレーム、数ピクセルの衝突判定がモノを言うので、FS2332は確実にスコアアップを約束してくれるだろう。

オーバードライブ機能をONにすると、直前のフレームの残像を抑制するようになり、ゲームでは衝突判定部分などが確実に分かりやすくなる。アニメや映画などでは、アクションシーンがクッキリとした映像に見える

 アニメや映画鑑賞でも、オーバードライブとコントラスト拡張、カラーモードのCinemaモード、そしてSmart Resolutionが威力を発揮する。
 映画は夜のシーンになると、テレビドラマ以上に輝度を落とすので一般的な液晶パネルでは黒ツブレしてしまうが、コントラスト拡張で暗闇の中にある背景がクッキリ見えるようになる。

映画はドラマに比べ夜のシーンなどで輝度をかなり落とすので、一般的な液晶だと背景が真っ黒に見える。しかしFS2332のコントラスト拡張により、暗闇の背景にあるものや、地面に生えている草木まで見えるようになる

 またオーバードライブではアクションシーンの残像を減らし1フレーム単位でクッキリと映像を映し出し、Smart Resolutionで原画の鉛筆のタッチまで見える鮮明な映像を映し出すのだ。もちろん肌色なコンテンツは、美しい肌を保ったまま超解像にする。
 ここまで来ると、まるで購買層をASCII.jp読者に絞り込んで開発されたディスプレーみたいだ。

Smart ResolutionでHD映像のアニメなどを見ると、原画の鉛筆のタッチまで見えるから凄い(耳や足の輪郭、毛先の鉛筆のハライ具合に注目!)

ソフトウェアが充実
使い方次第で便利ツールにも萌えツールにもなる

 さらにナナオのウェブサイトからは、色々なツールをダウンロードできる。中でも特筆なのは、ScreenManager Pro for LCD(DDC/CI)。これはパソコンからモニターの設定をコントロールしたり、アプリケーションごとにカラー設定などを切り替えられる便利なツールだ。

紙の書類や本の見え方に近い色味とコントラストに調整できるPaperモード

 オススメしたいのは、PDFリーダーなどの文章を読むソフトを起動した際に自動的にPaperモードに切り替えるようにしておくこと。こうするとPDFリーダーを起動すると、ディスプレーを紙の本を読むようなカラーバランスに調整してくれる。
 実際の本を見るとよく分かるが、雑誌は真っ白もしくは少し青みがかった紙を使う(写真をキレイに見せるため)のだが、ラノベや小説は「書籍用紙」と呼ばれる黄色の紙に印刷する。これは歴史の長い印刷業界で、黄色の紙は目が疲れないという事実に基づいている。FS2332もPaperモードにすると、白地の部分が若干黄色になり、文字が読みやすくなるのだ。

PDFリーダーやWordなどで文章の作業をする場合は、これらのアプリケーションとディスプレーのPaperモードを関連付けておくと、自動的にカラーモードが切り替わる

 さらに便利なのが、ScreenManagerに含まれるEyeCare Filterという機能。表示されている画面に画用紙などのテクスチャーを貼り付けられ、白と黒のコントラストを若干弱めることで、非常に見やすく目が疲れない画面になる。
 とくにオススメしたいのは、方眼テクスチャー。レタッチ作業などで水平・垂直出しをしたいとき、わざわざルーラー(ものさし)ツールを使わなくても、簡単に傾き補正や広角レンズのゆがみ補正が可能だ。

紙の質感を液晶パネルで再現できる。プリセットのテクスチャーは、キャンバスや画用紙などの5種類レタッチ作業に便利なのは、方眼テクスチャーだ

 またテクスチャーには、画像ファイルも指定できるので、萌え萌えなキャラを指定し、合わせて透過率や明るさを指定すると、デスクトップマスコットや壁紙のようにも使える。アニメファンにとって目にやさしいだけでなく、心も癒される機能となる。

萌えるキャラクターをテクスチャーとして貼り付ければ、目にやさしく、心も癒されるってモン!

 医療用や航空管制など、常にディスプレーを凝視する業務用モニターも手がけるナナオだけに「目を疲れさせない工夫」という他メーカーにはないアプローチも試みていることがよく分かる。それが3万9800円で買えちゃうんだから、いい世の中だよ。まったく……。

 上の画像の、水色の髪の毛をしたキャラクターはTVアニメ「C3-シーキューブ」のフィアちゃん。「C3-シーキューブ」は、不意に巻きおこるハレンチイベントや、フィアの多彩な戦い方など、見所満載のちょっと不思議な物語だ。DVDとBlu-rayの第1巻が12月21日発売予定。FORIS FS2332で視聴するなら、フルHDで観られるBlu-ray版がオススメだ!

(次ページへ続く)

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