HPが長年取り組んできた省電力機能もメリット
いまや省電力機能は、パソコンの必須機能といえる重要な要素だ。Sandy Bridge世代のチップセットを採用したパソコンは高いパフォーマンスを低い電力消費で得られるが、HP 8200 Elite All-in-Oneはさらに一歩踏み込んだ省電力管理機能を「HP Power Assistant」というソフトウェアで実現している。
HP Power Assistantはパソコンの使用状況に応じて、現在の消費電力を確認できる機能を持っている。そのからくりは、PCの主要なパーツが消費する電力量がデータベース化されており、各パーツの使用状態をソフトウェア的に把握することでPC全体の消費電力を推測するものだ。
推測元となる電力データの内容はCPU、グラフィックスチップ、メモリー、HDDなどとなっていて、最新のデータベースが60~90日間隔で更新されるようになっている。
このデータを元に、日ごとのPCの電力使用量を記録して「日ごとの電力コスト」「デバイスによる電力コスト」など多角的に分析できるようになっている。
PCの節電といえば、使わないときはスリープにしたりディスプレーの電源をこまめに切るといった習慣づけを勧めるものが多い。
その点、HP Power Assistantでは省電力モードをスケジュール設定して、確実に電力消費を抑えられるようになっている。例えば、仕事量の多い月曜日の朝は高パフォーマンスに設定。平日の午後は省電力にし、帰宅時に自動でスリープさせるといったわがままなスケジュール設定も可能だ。
スケジュール設定で得られる消費電力のマイナス分を、おおよその電気料金に換算して表示させることもできる。
長時間集中してパソコンを使うビジネスワーカー向け
本製品の魅力は、一体型ならではのシステムのシンプルさ。ウェブカメラやスピーカーなどを接続するためのケーブルがいらず、机の上を効率よく使える点だ。
使い始めは23型というサイズがビジネス上必要なのか? と疑問に感じたが、「画面の文字が読みやすい」「視界に周囲の余計な情報が入らない」などメリットに感じる部分が多かった。
筆者のように、仕事がら長時間連続してPCと向き合う必要のあるユーザーにとっては、大いにおすすめしたいモデルだ。
よくよく考えれば、縦方向の大きさはスクエアタイプの17型液晶ディスプレーと同じぐらい。4~5年前に購入した、パソコンのリプレースを考えているのなら、これより小さいディスプレーにすると、不足感を感じてしまうのではないか。作業スペースにシビアなオフィスでも、幅はともかく、奥行きに関しては十分置けるサイズである。
「HP Compaq 8200 Elite All-in-One」の主な仕様 | ||
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製品名 | HP Compaq 8200 Elite All-in-One/CT(スタンダードモデル) | HP Compaq 8200 Elite All-in-One/CT(カスタマイズモデル) |
CPU | Intel Celeron G530(2.4GHz) | Intel Core i5-2500S vPro(2.7GHz) |
チップセット | Intel Q67 Express | |
メモリー | DDR3-1333 2GB | |
HDD | 250GB | |
ディスプレー (解像度) |
23型ワイド (1920×1080ドット) |
|
ビデオチップ | インテル HD グラフィックス | |
光学式ドライブ | スリムスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書き込み対応) | |
通信機能 | Gigabit Ethernet(Intel 82579LM) | |
インターフェース | USB 2.0×6 | |
カードスロット | 6 in 1スロット(SD/SDHC/SDXC、マルチメディアカード、メモリースティック/PRO対応) | |
サイズ | 幅583.84×奥行き220.29× 高さ471.41mm | |
重量 | 約8.5kg | |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit 正規版(SP1適用済み) | Windows 7 Professional 32bit 正規版(SP1適用済み) |
構成価格 | 7万8750円 | 10万2900円 |
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