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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第223回

お勧め猫撮影デジカメの最新機種「NEX-5N」が出たっ!

2011年10月28日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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よく晴れた川原で猫ハンティングを撮影!

 では外へ行こう。天気がよかったので多摩川で猫撮影。

 NEXのいい所はチルト式液晶モニター。地面すれすれにカメラをセットして、モニターを上から覗き込んで撮れば、無理しなくてもこんな猫目線の写真を撮れるのだ(前ページ冒頭写真)。それが楽しい。撮像素子がAPS-Cサイズなので前景も背景もきれいに大きくボケてくれるし。

 撮らせてくれる猫を探して川原をぶらぶらと散歩していたら、怪しげなポーズの白黒猫に遭遇。

 これは獲物を狙っているのである。姿勢をぐぐぐっと低くして、いつでもダッシュできる構え。だから猫の気を散らさないよう、そっと遠くから望遠レンズで準備。

左手を後ろに右手を前に。足はいつでも全力でダッシュできる姿勢のハンター猫。この低い姿勢がカッコいい(2011年10月 ソニー NEX-5N)

左手を後ろに右手を前に。足はいつでも全力でダッシュできる姿勢のハンター猫。この低い姿勢がカッコいい(2011年10月 ソニー NEX-5N)

 で、やりました。ハンター猫。草むらにズバッと飛び込んで口に何かくわえてタタタタッと走ってきたのである。

 実はあっという間のできごとで心の準備が不十分で、こっちに向かってくるハンター猫を撮ったのだけど、AFが間に合わなくて顔がちょいとボケちゃいました。ああ残念。

 でも、顔にちゃんとピントが合っていると、口にくわえている獲物までくっきり見えちゃって、掲載するにはアレな感じになっちゃいそうなのでこれはこれでよかったかも。

AFが間に合わなくてピントがズレているけど、それはそれでよしということで。このあと草むらの奥へ消えて行ったのである(2011年10月 ソニー NEX-5N)

AFが間に合わなくてピントがズレているけど、それはそれでよしということで。このあと草むらの奥へ消えて行ったのである(2011年10月 ソニー NEX-5N)

 写真を見るとわかるとおり、捕まえたのはバッタの模様。

 彼はそのまま草むらに入り込んだので顛末は見てないが、きっと美味しくいただいたのでしょう。ハンティングおつかれさまでした。

 ちなみにこれが飼い猫だと、捕まえた虫を飼い主のところに見せびらかしに来たりします。慣れてないと驚きます。

 ハンティング写真で終わるのもなんなので、最後はちょいと可愛い写真を。

 ぽかぽかして気持ちいい秋の空だったので、川原に座ってぼーっと休憩してたら、すぐ近くにまだ若い猫がやってきたのだ。だから腰を捻ってカメラを低い位置で構えてこっそり撮影。

猫にとっては斜面もなんのその。斜面でくつろいでいたんだけど、近くを人が通ったので、一応警戒してみました、という感じの図。液晶モニターをさっとタッチして顔にピントを合わせて撮ってみた(2011年10月 ソニー NEX-5N)

猫にとっては斜面もなんのその。斜面でくつろいでいたんだけど、近くを人が通ったので、一応警戒してみました、という感じの図。液晶モニターをさっとタッチして顔にピントを合わせて撮ってみた(2011年10月 ソニー NEX-5N)

 この、顔にはキリッとピントが合い、背景はぐっとボケる感じがさすがNEX-5Nって感じでよいのだよね。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイ ン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを探す日々。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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