「Sony Tablet S」「Sony Tablet P」の3G+Wi-Fiモデルがいよいよ発売
「Sony Tablet」搭載アプリの魅力を探る
2011年10月27日 12時00分更新
ブラウザーやメールの使い勝手をチェック!
ソニーのタブレット端末「Sony Tablet」シリーズのうち、「Sony Tablet S」および「Sony Tablet P」の3G+Wi-Fiモデルがいよいよ28日に発売される。
外観/仕様など、ハードウェア面のポイントはすでにASCII.jpでも何度か紹介したので、ご存じの方は多いはずだ(関連記事1、関連記事2)。そこで本稿では、Sony Tabletシリーズ対応アプリの操作性や利用できるソフト、AV機器連携について、特徴的な機能を紹介していく。また今回のレポートで使用しているのは、Sony Tablet Sシリーズだ。Sony Tablet Pシリーズでは搭載していない機能もあるので、注意してほしい。
まずは基本的な機能からチェックしていこう。タブレット端末のキモといえるタブブラウザーは同社のオリジナルアプリで、表示に時間がかかるJavaSscript処理を後回しにして、読み込んだ情報を順次表示する「クイックビュー」機能を備えている。ウェブサイトが表示され始めるまでの時間が短く、内容をいち早く確認できる仕組みで、体感的には表示が高速に感じられる点が特徴だ。
また、メールクライアントについても、2ペイン構成の独自アプリを採用。画面左側に表示されているメニューをタップすると、メール一覧とメールのプレビューに表示が切り替わる方式で、表示が大きく、メールの内容を把握しやすい。マルチアカウントにも対応しており、複数アカウントを使い分けているユーザーも安心だ。
タブレット端末に最適化された操作性
Sony Tabletは、ソニーが満を持して送り出したタブレット端末だけに、操作性の面でも随所に工夫が施されている。まずは、コンテンツ活用に特化したランチャー「Fevorites」(フェイバリッツ)に注目。コンテンツのピックアップをまとめてできる仕組みで、画面右側のタイルに登録したジャンルをタップすると、該当コンテンツを画面左側に表示する。動画や音楽、画像はもちろんのこと、電子書籍やゲーム、ブックマークなども登録可能で、スムーズに各種コンテンツを楽しめるのが特徴だ。
「Apps」
タブレットに限らず、PCやスマートフォンなどを利用していくうちに、アプリが増えて整理する必要が出てくることがある。PCであれば、例えば「グラフィック」という名前のフォルダーを作成して、画像ツールや類似の機能を備えたソフトをまとめておいたりするはずだ。Sony Tabletでは、これと同様のことが手軽に行なえる。
画面の右上にある「Apps」アイコンから呼び出せるアプリケーション一覧画面では、インストールされているアプリが名称順に並んでいるが、区切りとなるラインを挿入することでアプリを分類できる。ラインをまたいでの入れ替えはもちろん、グループ内の入れ替えも可能で、ユーザーの好みに合わせて分類できるのがうれしい。ラインには名称も付けられる。
ほかにも、ワークスペースを素早く移動できる「クイックスクロール」機能や大きめのキートップでタイプしやすいソフトウェアキーボードなど、操作が快適になるよう工夫されているのだ。