日本ベリサインとACCESSが「NetFront Life Browser Enterprise Profile」のセット提供へ
Android端末の認証を容易に!マネージドPKI連携のNetFront
2011年10月27日 06時00分更新
10月26日、日本ベリサインとACCESSはAndroid OS上で動作する企業向けSSLクライアント認証対応ブラウザ「NetFront Life Browser Enterprise Profile」、同ブラウザにクライアント認証用電子証明書を容易にインストールできる連携機能の開発完了を発表した。
これらのソリューションにより、企業はAndroid搭載のスマートフォンやタブレットなどを利用した、より安全な電子取引/情報配信/社内システムを構築できる。たとえば、社員の利用するAndroid端末に導入することで、SSLクライアント認証による強固な認証が可能になる。また企業間取引においても、企業とパートナー企業間のAndroidプラットフォームに導入することで、簡便な操作のみでAndroid上で強固なSSLクライアント認証を実現できるという。
NetFront Life Browser Enterprise ProfileはACCESSが開発したソフトウェアで、企業向けにSSLクライアント認証などのセキュリティ機能を強化している。一方、日本ベリサインが「ベリサイン マネージドPKI」サービスのオプション製品でスマートデバイス向け電子証明書発行ソリューション「ベリサイン マネージドPKI for Device」から、同ブラウザに容易に電子証明書のインストールを実現するAndroid向け電子証明書取得アプリおよび本アプリに連携するサーバー機能を開発した。
NetFront Life Browser Enterprise Profileは、ベリサイン マネージドPKI for Deviceからインポートされた電子証明書をセキュアな環境で保存する仕組みを持つ。また、電子証明書とクライアント認証サイトを事前にユーザー側で連携可能とすることで、サイト接続時の認証処理をノンストップで行なえるようになる。
両社は、NetFront Life Browser Enterprise Profileと連携機能をパッケージソリューションとして、11月中に企業顧客に向けて提供開始する予定だという。