年末年始の特番を録りまくる！　今買いのBDレコーダーはコレだ！ 第1回

同じようで随分違う!?　各社BDレコの機能と特徴をまとめてみた

スカパー! HD内蔵機を3モデル投入!
シャープ「AQUOSブルーレイ」

CEATEC Japan 2011では6機種が展示されていた「AQUOSブルーレイ」

シャープ
	BD-W2000	BD-W1000	BD-W500
実売価格	10万円前後	9万3000円前後	7万円前後
HDD容量	2TB	1TB	500GB
デジタルチューナー	2
スカパー!HD 録画	内蔵
無線LAN	内蔵
ネットワークダビング	○
DLNAサーバー	○
動画配信	○
スマホ連携	○

シャープ
	BD-HDW80	BD-HDW75	BD-H30
実売価格	7万5000円前後	6万円前後	3万6000円前後
HDD容量	1TB	500GB	320GB
デジタルチューナー	2		1
スカパー! HD録画	連動録画		－－
無線LAN	内蔵		－－
ネットワークダビング	×
DLNAサーバー	○		×
動画配信	○		×
スマホ連携	○		×

　シャープの最大の特徴は、スカパー!HD内蔵機を3モデル投入したこと。内蔵HDD容量（2TB/1TB/500GB）で選べるようになっている。USB HDDの増設には非対応なので、たくさん番組を録りたい人は大容量モデルを選ぶようにするといいだろう。

　スカパー!HDの録画では、EPGから録画予約ができるなど、基本的に地デジなどの録画と同等の感覚で行なえる。番組検索なども可能だ。加えて、スカパー!HD番組を録画中でもデジタル3波チューナーで受信した番組を2番組録画できるため、計3番組の同時録画が可能だ。

AQUOS BDは昨年モデルから無線LANを内蔵。背面の突起に無線LANユニットが収まっている

　もうひとつユニークな点がある。それが「Wi-Fiコネクト」。無線LANルーター機能のことで、無線LAN環境がない家庭でもスマートフォンなどとの無線LAN接続を行なえるようになる（この場合、インターネット接続をするときには有線LAN接続が必要）。無線LANルーターを新規に追加する手間がないのは便利だし、すでに無線LAN環境が整っているならば、ワイヤレスでインターネット接続ができる。

　同社が発売するスマホ「AQUOS PHONE」との連携も行なえるなど、無線LANへの取り組みが一番進んでいる。そのほかのラインナップを見ても、シンプルモデルの「BD-H30」以外はすべて無線LANユニットを内蔵している。

「BD-H30」は前面に録画や再生などのボタンを備えており、VHSデッキ感覚で手軽に使えるのが特徴だ

　なお、BD-H30はネットワーク機能が省略されているものの、そのほかの機能はだいたい共通で、3Dソフトの再生や12倍の長時間録画にも対応する。基本機能の面で不満は少ないだろう。

BD-W2000の一世代前のモデルとなる「BD-HDW80」

　2TB HDDを内蔵する「BD-W2000」が実売で10万円を切っており、かなり値頃感がある。この価格なら、スカパー! HD内蔵だからといって敬遠する必要もないだろう。

　あるいは、発売から少々時間が経っており、価格がこなれている「BD-HDW80」もお買い得。もちろん、シャープが先鞭を付けたダブル長時間＋BD再生などのマルチタスクにも対応しているし、録画・再生機能については最新モデルとの差もほとんどない。