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年末年始の特番を録りまくる! 今買いのBDレコーダーはコレだ! 第1回

同じようで随分違う!? 各社BDレコの機能と特徴をまとめてみた

2011年10月26日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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3チューナー機やスカパー! HD機も揃った
ソニー「ブルーレイディスクレコーダー」

最上位機種の「BDZ-AX2700T」は外観からして別の機種と異なる

最上位機種の「BDZ-AX2700T」は外観からして別の機種と異なる

ソニー
BDZ-AX2700T BDZ-AT970T BDZ-AT950W BDZ-SKP75
実売価格 21万円前後 9万8000円前後 8万5000円前後 9万5000円前後
HDD容量 2TB 1TB 500GB
デジタルチューナー 3 2
スカパー! HD録画 連動録画 内蔵
USB HDD増設
無線LAN 対応
高画質回路 CREAS PRO CREAS 4
高音質機能 ヘッドフォン出力 --
DLNAサーバー
番組転送
ソニー
BDZ-AT770T BDZ-AT750W BDZ-AT350S
実売価格 6万6000円前後 5万1000円前後 3万7000円前後
HDD容量 500GB
デジタルチューナー 2 1
USB HDD増設 ×
無線LAN 対応 --
スカパー! HD録画 連動録画 --
高画質回路 CREAS 4
DLNAサーバー ×
番組転送 ×

 ソニーのBDレコーダーの最大の特徴は、自動録画機能「おまかせ・まる録」である。番組検索のための独自のデータベースを内蔵しており、検索速度が速いだけでなく、有名なタレントなどならば愛称などでも検索ができるなど、かなり使いやすい。

自分専用の番組表を作れる「My番組表」

自分専用の番組表を作れる「My番組表」

 また、好みのジャンルやキーワードを登録し、専用の番組表をいくつも作れる「My番組表」やEPG情報から人名やキーワードを抽出して検索ができる「気になる検索」など、機能的にも充実している。好きなタレントの出演番組はすべて見たいという人にとっては、かなり頼りになる機能だ。

 新たに対応したUSB HDD録画は、最大10台のHDDを登録可能(同時に接続できるの1台)。USB HDDから直接BDへダビングできないのが少々残念だが、録画した番組を編集したり、フォルダー別の整理もできるなど、基本的な使い勝手は内蔵HDDと同等だ。ちなみに、USB HDD録画は普及価格帯の「BDZ-AT770T/AT750W/AT350S」では非対応となる。

 もうひとつの新機能である3D動画や60p動画の取り込み・再生は、業界標準規格である「AVCHD 2.0」に対応。まだ発売モデルは少ないが、AVCHD 2.0に準拠した3D動画や60p動画についても取り込みが行なえる点が有利だ。

 画質・音質については、最上位モデルの「BDZ-AX2700T」だけが別格で、高画質回路「CREAS PRO」の搭載や、バーチャルサラウンド再生も可能なヘッドホン出力を備えている。

 BDZ-AX2700T以外は基本的にはすべて共通で、高画質回路「CREAS 4」を搭載。長時間録画は最長11倍で、ジャンル別のエンコードや、人物や夜景といった映像の種類ごとにエンコード方法を変えることで、長時間録画での画質劣化を低減している。

 ラインナップを見てみると、1TB HDDモデルに3チューナー機と2チューナー機を用意しているほか、スカパー! HDチューナー内蔵モデルもラインナップしており、バリエーション豊かな印象だ。

 反面、機能的な違いはあまり多くはなく、基本的な録画機能はほぼ共通している。BDZ-AX2700Tを別とすれば、USB HDD増設対応のほか、DLNA機能や動画配信サービス、携帯電話などへの番組転送が異なっている。

 スマホ連携については全モデルで対応。リモート録画用アプリと音声入力による番組検索アプリが提供されている。

 ソニーのお買い得モデルを考えると、3チューナー搭載ながら価格が比較的手頃な「BDZ-AT770T」が気になるところだが、HDD容量が500GBでUSB HDD増設に非対応。そのため3チューナーで番組を録りまくりたいという人には録画時間がやや頼りない。

「BDZ-AT970T」

約10万円で買える「BDZ-AT970T」

 多少価格は高くなるが、多録派ならばトリプルチューナーの「BDZ-AT970T」がいいだろう。スカパー! HD内蔵に関わらず、HDD 500GBでUSB HDD増設ができる「BDZ-SKP75」も面白い選択と言えるかもしれない。

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