このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

ASCIIも出展&全力取材! CEATEC JAPAN 2011レポート 第17回

ヤフー、iPad用新トップページを11月公開—ソーシャル強化

2011年10月08日 20時00分更新

文● 大河原克行

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

iPad用に新たなトップページを展開

 一方、ヤフー R&D統括本部フロントエンド開発1本部開発1部開発1リーダーの西田修一氏は、iPad用に展開する新たなトップページについて説明。これを2011年11月から提供を開始するとした。さらに、2012年夏にはAndroid端末へ対応していく方針を示した。

ヤフー R&D統括本部フロントエンド開発1本部開発1部開発1リーダー 西田修一氏

11月からiPad用ページを提供し、2012年夏にAndroid端末に対応する予定

 「ヤフーのトップページは、2008年から3カラム型にフルリニューアルをし現在に至っているが、4000万ユニークユーザーを持つだけに、ポータルサイトの改善において、大胆なチャレンジがしにくいという環境がある一方、それをしなければ新たな流れに置いていかれる可能性もある。そこで、未来を模索するための挑戦として、もうひとつのステージをスマートタブレットに対して用意。まずはiPad用として提供する」とした。

iPad用の新トップページ

 西田リーダーは、「トップページの最大のミッションは『集客』であり、いかにリピーターを増やすかが重要である。そのための集客装置となるのが、検索窓とトピックスである。さらに、これらを生かしながら、ソーシャルメディアを活用したポータルとする必要がある。マスメディアとソーシャルメディアは補完関係にあると考えており、どこのどんな情報かといったことによらず、時間の概念から情報を一元化したものになる。新たなサイトで目指したのは、タイムラインに情報を集約した新しいカタチのトップページ」だとした。

 iPad用のポータルサイトでは、メインカラムのひとつにソーシャルメディアのタイムラインを表示。数々のソーシャルメディアを統合して時系列で一元化して表示。さらに、フィルタリングにより、表示したい内容を優先的に表示するといった機能も用意しているほか、引用投稿やリツイートも手軽に行なえるという。また、本体を横方向にした場合にも最適化した表示ができ、ここではトピックスが、タブ切り替えではなく、スクロール表示ができる。なお、現行のPC用トップページにもワンタッチで切り替えることができるという。

メインカラムのひとつにソーシャルメディアのタイムラインを表示。フィルタリングにより、表示したい内容を優先的に表示するといった機能も用意

個別記事の詳細な内容も閲覧できる

引用投稿やリツイートも手軽に行なえる

 今後は、見逃した情報でも個人の関心度が高い情報を自動的にピックアップする機能や、メールやメッセンジャーを利用したコミュニケーションをサポートするという。

見逃した情報でも個人の関心度が高い情報を自動的にピックアップする機能を追加予定

メールやメッセンジャーも利用可能になる予定

 「現在、iPadからの利用者は、約30万人の利用者、100万ページビューがあるが、まずは5万ページビューからスタートし、その後拡大していきたい」とした。


前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中