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ポッカGTでレースフォトグラファー体験講座【後編】

流し撮りを身につけるならプロに教わるべし!

2011年10月08日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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決勝はサービスロードでスタート

 決勝はサービスロードで撮影した後にシケインへ移動し、トイレ休憩を挟んでサービスロードへ戻るというコース。もちろん、ローリングスタート時のごちゃごちゃした状態を狙うにはサービスロードが一番だ。筆者は第2コーナー突っ込みの撮れる場所まで移動してスタンバイ。講座参加者も多く、それぞれ狙う車両が異なるので、「もし車両がこちらへ突っ込んできたのを見たら、叫びましょう」と打ち合わせ。以降の写真でもわかるが、400mm以上で狙っていると、他の車両の状況がわかりにくいからだ。こんなやり取りもレースフォトグラファー講座ならではといえる。

 またコースサイドで撮影していると、レース経過がわかりにくい。実況アナウンスはエンジン音でほとんどかき消されてしまうし、イヤホンでラジオを聴きながらというのも周辺状況がつかめなくて不安になってしまう。筆者はたまにTwitterで確認する程度だったが、往々にして、どこどこの車両見てないなぁ? と思っていたらコースアウトしてたなんてことがよくある。

ローリングスタート撮影ポイントからのショット。雨天なのでコースアウトが怖い場所だ。第1コーナーほどではないが

スタートを狙うプレスの皆さんもよく見かけた(笑)

第2コーナーでローリングスタートを撮影したあと
S字に向かいつつ撮影

シケインはやや下からのアングルが熱い!

 そんなわけで、シケインに向かって移動。サービスロードからパドックに入り、横断する形でシケインへ。この辺りですでに足が痛かったのは秘密だ。雨はだいぶ弱くなり始めていた。シケインで撮影中、ミクZ4の立ち上がりが速くなったなぁと思ったら、なんとスリックにタイヤチェンジしていたらしい。それくらいレース展開の情報をリアルタイムにキャッチできないのだ(笑)。そのあとにペナルティーを受けていたこともレース終了後に知った(関連記事)。

 シケインは初めてだったが、シケインへの進入では数台が接戦を繰り広げるし、最終コーナーへ向かうラインではやや下からのアングルを狙える。また、坂を上がってくるため、少しだけ顔を出したマシンを狙えるなど、楽しめる場所だった。

シケインはフェンスにレンズを通せるスリットがあって、撮影しやすかった

最終コーナー側にも寄れるため、狭いエリアながらも撮影の自由度は高い

シケインのプレスゾーンに入った直後の写真

振り向くと、ダンロップからクランクまでも見えた。ちょっと撮りにくそうだったので、今回はスルーした

車両との距離が近く、耳が痛いほどだった。NEXの標準ズームでもこれくらいの大きさで撮影可能だ。意外とバリアングルモニターでも流しやすいなぁ……

車がにょきっと顔出すところが間近で見られるのも面白かった。撮るのは大変だったが

シケイン~最終コーナーで撮影

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