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ポッカGTでレースフォトグラファー体験講座【前編】

鈴鹿サーキットのコースサイドで流し撮りをしまくる方法

2011年10月07日 23時13分更新

文● 林 佑樹

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130Rで大迫力のショットが撮れるんです

 午後のクオリファイは130Rとヘアピンで撮ると決めて移動を開始。そろそろ巡回バスを出してくれないかしらと思いつつ、テクテクと歩くわけだが、今回は改修された部分を見ながら移動できたので楽しかった。また、最終コーナーからヘアピンへ行くルートは、各スポットで撮影しつつ向かうことができる。初めてのサーキットという場合は、こちらのルートを満喫したほうがいいだろう。なお、予選日はシケイン前を過ぎると自販機しかないことが多々あり。今回はヘアピン前の売店が開いていたが、基本的に食料難民になりやすいので、スタンド前での腹ごしらえをお忘れなく。

 130Rはバックストレートからの飛び込みなので撮りにくいと思われがちだが、逆にブレーキングしてからスィーっと進んでいくし、位置関係も変わりにくいため、練習に最適な撮影ポイントだと思っている。ただし、物陰からマシンが出てくるので、耳を使って接近を察知しておくとなお良い感じだ。ヘアピンはスタンドがだいぶ撮りやすくなっていた。突っ込みから立ち上がりまで見られ、しかもコースに近いので200mmでも大きく写せる。ディスクブレーキが真っ赤になっているところを狙いたいなら、ヘアピン進入側からがオススメ。

130R。写真奥のところから車両が突っ込んでくる。ファインダー越しに確認したら流し始める感じ。視覚だけでは辛いので、聴覚も使うといい

ヘアピン進入口。足場は悪いが、少し降りればディスクブレーキやバックファイヤーを狙いやすい。逆にスタンド側やスタンド隣からは正面や立ち上がりと遊びやすいのもヘアピンの魅力。逆バンクが撮りやすくなっていたからか、近辺にはカメラ持ちが少なかった

ヘアピンへ向かう間には、最終コーナーやシケイン、立体交差も楽しめる。写真は10年ほど前に初めて撮ったカットのうろ覚え再現。当時はキヤノン「AE-1」で撮影していた

400mmほどあれば、シケインへの進入を狙うことも可能。昔は黒スプレーで塗られてたフェンスは、さすがになくなってた(笑)

130R。400mmだとこれくらいの大きさで撮影できる

立体交差も意外と面白い。天候と太陽の位置次第だが、反射光がかっこよくなるケースが多い。夏場にオススメかも

ヘアピン立ち上がり。200mmくらいでもだいぶ大きく狙えるので、初めてのサーキットではヘアピンをオススメしたい。ちなみに雨が降ってきたので、撮影はここで中断している

ヘアピン最深部は低速かつ、近いため、大きく狙いやすい

個人的にはこんなカットが狙いやすいため、ヘアピンはお気に入り

ヘアピンの写真が少ないのは、べ、別にお昼ご飯についうっかりビールを飲んでしまったからじゃないんだからね!! ぷっは~、美味しかったですぅ

「前日ブリーフィング」は夜から!

 レースフォトグラファー講座の宿泊プランを選んでいる場合には、「前日ブリーフィング」への参加が必須。お堅いといえばお堅いが、雰囲気はアットホームなので肩肘を張る必要はない。だいたい20時開始となっている。

今回のホテルは、カルミア

 土曜日はクオリファイ後半から雨天になったので、明日のことを考えて途中からホテルへ戻った。レイングッズも用意していたが、本番は明日だし、無理して機材に不調が出ても困るためだ。あと、寝てなくて眠いだとか原稿があるのだとか、そんな理由もあったのだが。

 ブリーフィングまでの定番パターンは、ホテルのお部屋に荷物を運び込み、天然温泉にレッツゴーだ。ホテル宿泊客であれば無料で入れるため、思いっきり「ぼへーっ」とできる。なお、ホテルは相部屋だが、夕方にチェックインする人もいれば、ギリギリまで写真を撮っている人もいるため、相部屋の人と遭遇するのはブリーフィング後ということが多い。今回は珍しく、ブリーフィング前に遭遇できた。

お部屋は相部屋で3人だったが、使用者は2人だったので広々だった。だいたい機材で埋まるのがお約束

サーキット内の物販コーナーでみっくみくなシャツを購入したので、記念にパシャり

ガジェット充電中の絵。翌日に備えてケータイやカメラのバッテリー充電が必要になるが、ソケット数が足りないので、レースフォトグラファー講座参加のときにはマルチタップをお忘れなく

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