このページの本文へ

ポッカGTでレースフォトグラファー体験講座【前編】

鈴鹿サーキットのコースサイドで流し撮りをしまくる方法

2011年10月07日 23時13分更新

文● 林 佑樹

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

レースフォトグラファー講座はオトクなんだよ!

 レースフォトグラファー講座は、宿泊プランと日帰りプランがある。宿泊プランは、鈴鹿サーキット内のホテルに宿泊(相部屋)可能で、天然温泉クア・ガーデンにも入れてしまうナイスなプラン。また、パドックパスもセットになっているため、予選日に受付を済ませて、パドックに行ったり、観客席からの撮影やピットウォークに参加も可能だ。

 日帰りプランは、宿泊プランからホテルを抜いただけで、パドックパスも発行されるため、講座の合間にピットウォークに参加することもできる。

 という超充実のプランを踏まえたうえで、本年度の開催概要を見てみよう。筆者が選んだのは、第3回の宿泊プラン。一般会員での料金は5万1500円と、金額だけで見ると高く思えるが、上記のようにホテルあり、温泉あり、パドックパスあり、機材レンタルもあり、さらには講師による解説&指導ありと、全部入りなので決して高いわけではない。

 注意点としては初参加者は毎回5人が定員という点。これはコースサイドでの引率や指導を徹底するためで、経験者を含む最大20人で講座が行なわれる。基本的に毎回定員に達しているので、興味を持ったら早い時期から申し込みをしておくほうがいい。なお、装備品については、カッパやポンチョの色にも注意がある。赤や黄色といったフラッグと被る色はNG。当然だが、傘の使用も禁止されている。

講師はJRPA元会長・鈴木雅雄氏。18年に渡って会長を務めた人物で、写真がちょーかっこいい。個人的には、明るくて楽しく、カメラを持つ人すべてにラブを注ぐ男という印象がある。10年振りにお会いしたが、顔覚えてくれていた模様

アシスタント講師・原田祐司氏。10年前はプロじゃなかったのに、いつの間にかプロカメラマンになっていた(笑)。サイト・GP-EYES(http://www.webgpe.com/)でもレースフォトグラファー講座の様子を知ることができる。すみません、講座の時のカッコイイ写真を撮り忘れました

コースサイドでの撮影こそが最大の楽しみ。鈴鹿サーキットは久しぶりだったが、やっぱり純粋に写真を楽しめた。この写真は、参加者と話す鈴木先生。撮り方だけなく、最近どうよ的な世間話もあったり、雰囲気はアットホームだ

フェンスがなくて距離も近いため、構図の自由度は高い。標準ズームしかないっていう人でも問題なく撮影を楽しめるのが、この講座の魅力だ

鈴鹿サーキットの予選日は曇り!!

 ホテルへのチェックインは、朝6時から受け付けているので、早朝パドックの様子を見てから午前のフリー走行を撮るなんてことも可能だ。今回は久しぶりの鈴鹿+記事にするということもあって、フル活用していくプランで動くことにした。7時過ぎに鈴鹿サーキットに到着して、ホテルフロントへ。ここでホテルのキーとパドックパスを受け取ることができる。電車やバスで来た場合は、荷物をフロントに預けておくといいだろう。

鈴鹿サーキットのフロント。「温泉の隣」で通じる人も多いのではないだろうか?

パドックパス、ホテルのカードキー、タイムテーブルを受け取ったら、もうサーキットに向かってOKだ

 さて、ASCII.jpはミクZ4の活躍を追っかけているだけでなく、チームの応援シートなんてこともやってるので、「ここは空気読まなくちゃね」とばかりに、ウィルコムファンサイトにも何度か出てもらったモデル・黒井あずさ嬢に急いで作ってもらった「ミクっぽいYシャツ」を早速装備。何やらホテルでフロントの人の目線が痛い。

パドックで編集氏を捕まえて撮影してもらったときの“ミク男”写真。GSRのおねーさんといっしょに撮ってもらえばよかったなぁ……すぐ近くにいたのに。次回だな……

 朝6時から受付開始しているのにも意味がある。早朝のパドックではフリー走行前のメンテ(公開車検)が行なわれているため、ボンネットがオープンした状態やタイヤが外された状態を眺めることができるのだ。講座に参加する際、日程に余裕があるのなら、早朝からの参戦がオススメだ。さて、10年振りの鈴鹿ということで、改修後の初来訪となる。新生・鈴鹿の初見の感想は「サイバーフォーミュラーくさいなぁ」だった。

改修後は初見だった。なんだか前よりサーキットぽくなった印象

改修前はスタンドからパドックへ向かったのだが、ちゃんとした入口ができていた。今度は天井が低くて、雨天時は靴がずぶ濡れなんていうことはない作り

パドックはドライバーやレースクィーン目当ての人も多いのだろうが、個人的には車両やパイピングに目が行くので、だいぶのんびりしていた。写真はエヴァカラーリングなスクーター

ウチワを配るおねーさんを撮影したりということもできる

今回の主目標の車両形状を覚える作業をしていた。正直なところ、ドライバーやら車種には疎い。10年前もそうで、カラーリングや形状で覚えていた

「うわーい、イカちゃんでゲソ!」とか、つぶやいたりもしていた。メカニックさんがいると絵が泥臭くなって大変よろしい

ハルヒレーシング。なんか、レイヤーさんが好きそうなウェアだなぁと思ってイラストを眺めていた

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ