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モテモテのiPhone、三角関係に発展か?
業界を驚かせ日本経済新聞の「auからiPhoneが出る」という報道。SNSなどを中心に一般ユーザーにも広くニュースが伝搬した。
ご存じの通り、国内においてiPhoneは2008年からソフトバンクがほぼ独占提供してきたが、すでにアップル自体が日本以外では、当初の「1国あたり1キャリア」のエクスクルーシブな契約を解除する動きを見せていた。そのため、auやドコモからの提供もそれほど遠くはないと予想されていたが、実際に報道されてみて改めて驚いた人も多いだろう。
それもあってか、auとソフトバンクの秋・冬モデル発表会(関連記事1、関連記事2)でも、iPhoneについての質問が飛んだ。
答えとしては当然ながら「ノーコメント」。実際には5日の発表通りの結果となった(関連記事)が、発端たる日経は直前に「でないかも」という報道をするなど、混乱気味になっていた。
また10月に入ってからは「auの最新カタログにiPhoneの文字が」とユーザー間で話題に。「関東おススメ!」 サービスが10月21日から利用可能になるというだけのものだったが、それだけで人を右往左往させるiPhoneの人気は怖い。これ以外にも、au発表会後にAndroid auのサイトが消えたりと業界騒然の数週間であった。
日本時間10月5日午前2時からのアップルの発表では、期待の「iPhone 5」ではなく「iPhone 4S」が登場。CPU性能と描画性能の向上、背面カメラの高画素化(フルHD動画撮影に対応)などなど。iCloudやiOS新バージョンなども登場した。
毎年恒例だが、iPhoneは情報ひとつで世を賑わせてくれる存在だ。
【ライター林のつぶやき】
すっぱ抜きなのか、飛ばしなのか、意図的なリークなのかは不明なままだけど、10月5日未明の発表を、大きく盛り上げたのは確かじゃないだろうか。筆者的には、秋葉原でiPhone 5用らしいジャケットが売ってるほうが気になっている。あまり話題になってないけど。どうあれ、小さい情報でも盛り上がるアップル製品は華があっていいよね。ニュース&エンタテイメントで大好き。
強気のアップル、サムスンと大喧嘩
アップルとサムスンが訴訟バトルに突入している。
発端は2011年4月にアップルが米国で
- GALAXY S 4G、Epic 4G、Nexus SなどがiPhoneを模倣している
- GALAXY TabなどもiPad 2を模倣するために発売を遅延させた
──などの理由で、サムスンをアメリカで提訴。即座にサムスンは日本と韓国、ドイツで自社特許を侵害しているとして提訴。さらに米国でも提訴を実行と序盤からガチバトルに発展した。
アップルとサムスンはこれまでビシネスパートナーの関係にあった。iPhoneやiPadに採用されているA4/A5プロセッサー、iPhone 4のフラッシュメモリーはサムスン製だ。
しばらく殴り合いが続いたあと、2社ともITC(米国際貿易委員会)に提訴と揉めに揉め、現在はドイツでのGALAXY Tab 10.1、オランダでGALAXY Sの発売禁止。またEU全域での販売差し止めに広がりそうな気配だ。
というように、現在進行形で全面訴訟戦争が展開されている。iPhone 5の発売後もサムソンの攻撃的な訴訟は予想されているが、現時点ではお膝元の韓国での訴訟はしないようだ。だいぶ混迷を極めているが、結果がどうなるか、スマホ好きはチェックしておくべきだろう。もちろん、電子書籍の供給先としても多大なシェアを持つ2社の端末。業界的にも注目されている。
【ライター林のつぶやき】
Appleは模倣といい、サムスンは特許侵害というんだけど、正直言うとGALAXY S2は似すぎだろうと思った。とくにホワイト。スレート端末は現状だと形が似通ってしまうが、それ以上の何かだった。iPhone 4Sがいよいよ発売されるけど、どうなるんだろうね。